『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』Steamにてリリースへ。Steam初のメガテン


アトラスは3月20日、『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』をSteamにてリリースすると発表した。発売日は5月25日で、価格は税込4980円。昨年10月に発売されたPS4/Nintendo Switch版は税込6578円で販売されていることを考えると、なかなかお安くなっている。予約購入の受付も開始されている。6980円のデジタルデラックス版を購入すれば、本編のほかにさまざまなDLCを入手できるほか、発売日の4日前となる5月21日からプレイ可能だ。なお今作はSteamでは『真・女神転生』作品になるそうだ。


『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』は、『真・女神転生III-NOCTURNE』をリマスターする作品。PS4/Nintendo Switch向けに販売中だ。ゲームとしてはフルHDに対応し、現世代向けにグラフィックが鮮やかになっている特徴がある。慈悲深い難易度のMERCIFULの追加や、イベントシーンにてボイスが追加されている。

カルト的な人気を現代に蘇らせた同作。一部、不具合やテンポの遅さも指摘されていたが、PS4/Nintendo Switch版発売より2か月後のアップデートにより、遊びやすさがぐっと向上(関連記事)。今月頭にも不具合を修正するアップデートが実施されており、それらはSteam版に盛り込まれていることだろう。Steam版ならではの要素としては、実績やカード対応などがあげられている。

DLCとしてはマニアクスパックとクロニクルパックが用意されており、それぞれを入手すればNEW GAME -マニアクス-とNEW GAME –クロニクル-のモードを選べる。前者のモードでは、ダンテが登場するなどゲーム内容が『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』に準ずる。後者をモードでは、ライドウが登場するなどゲーム内容が『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクスクロニクルエディション』に準ずるという。
【UPDATE 2021/3/20 10:05】
アトラスのプレスリリースに基づき、DLCについて追記


今回のSteam版発表は、『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』の欧米版発表に際したもの。アトラスは近年、親会社であるセガと協力し、自社IPのSteam向け展開に精力的。PC向け『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』は大ヒットを記録したほか、『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』についても、欧米版とともにSteam版が発表されていた。同作もまたSteamで好評を博している。Steam版のゲーム定価については、欧米向け価格に準じており、国内コンソール版よりも少しお安い値段になっている点も魅力である。

『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』Steam版は5月25日に発売予定。PS4/Nintendo Switch版はすでに発売されている。