『Apex Legends』レプリケーターによるクラフト一時削除の顛末。背後には「意図的にサーバークラッシュを引き起こす」グリッチか
Respawn Entertainmentは3月19日、『Apex Legends』にてレプリケーターによるクラフト機能を一時的に削除する処置をとった。「意図的にサーバークラッシュを引き起こせるバグが生じている」との可能性を指摘されての動きだった。同問題は数時間後に解消されたといい、午前10時55分をもってクラフト機能の復帰が告知されている。
『Apex Legends』では3月16日ごろよりサーバーに接続できない問題が報告されていた。国内では、実力派プレイヤーとして知られるVTuberの渋谷ハル氏が配信中に複数回サーバー落ちに遭遇。強制的にランクマッチから締め出された結果、システムにて戦闘を放棄したと見なされRP喪失のペナルティを被っていた。出来事を嘆く同氏のツイートには、同じく著名プレイヤーであるRas氏や、Electronic Arts(EA)のスタッフも反応。EAにてアジア地域等を管轄するLiam McClure氏が、対応を進めるとのレスポンスを返していた。その後、渋谷ハル氏は自身のツイートにて、意図的にサーバークラッシュを起こせるグリッチが存在している可能性を指摘。『Apex Legends』公式アカウントにリプライを送り、対応を要請している。
Respawn Entertainmentは3月18日、『Apex Legends』にて「サーバークラッシュを引き起こしている意図的な不具合について認識している」とツイート。調査中であることが明らかにされていた。そして3月19日未明、開発チームはレプリケーターによるクラフト機能を一時的に削除。クラフト素材でアイテムを作りだすことが不可能な状態となる。同機能は問題が解決次第、元に戻されるとの予告されていた。そして同日10時55分、Respawn Entertainmentバグを解消した旨を告知。合わせてクラフト機能の復帰がアナウンスされている。
「意図的な不具合」の詳細についてRespawn Entertainmentから公式な告知はなく、具体的な情報は不明。いずれにせよ再発防止に向け厳しい対策が求められるところだろう。同時に、サーバー不具合によりランクマッチからキックされた際のRP損失ペナルティについては以前からユーザーより不満が寄せられている仕様。昨日から報じられているチーター問題(関連記事)と合わせて、プレイヤーのフラストレーションを軽減する対応が求められるところだ。なお時間軸は前後するものの、 McClure 氏は3月17日時点で、サーバー問題について対策を進める旨Respawn Entertainmentと協議した旨を明かしている。