時空を巡るADV『Genesis Noir』3月26日配信開始へ、日本語対応。宇宙規模の三角関係のもつれが生むビッグバン
アメリカ・ニューヨークのインディーデベロッパーFeral Cat Denは本日、時間と宇宙を旅するアドベンチャーゲーム『Genesis Noir』を、3月26日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、PC・Mac(Steam/ Epic Gamesストア)、Nintendo Switch、Xbox One。また、Xbox Game Pass(PC/Xbox)にも対応する。価格は、Steam版とNintendo Switch版が1520円、Epic Gamesストア版が1580円。
『Genesis Noir』は、ポイント&クリック型のアドベンチャーゲーム。宇宙を舞台とする不思議な世界を旅する作品だ。プレイヤーは、主人公である時計商人「ノー・マン」として、ある理由で発生したビッグバンに飛び込む。その中に存在するさまざまな時間・空間を探索し、ビッグバンによって命を落としかけているジャズシンガー「ミス・マス」を救うことが本作の目的だ。
物語の鍵となるビッグバンが発生した原因は、「宇宙的存在」と呼ばれる登場人物たちの三角関係のもつれ。時計行商人「ノー・マン」、ジャズシンガー「ミス・マス」、ナルシストなアーティスト「ゴールデン・ボーイ」の3人が織りなす人間関係が、宇宙を巻き込む壮大なこじれ方を引き起こしてしまう。
ある時、ノー・マンとミス・マスへの嫉妬に狂ったゴールデン・ボーイが、ミス・マスに向けて銃弾を放ってしまう。その銃弾がビッグバンとなり、新たな宇宙を生み出そうとしているという。ゴールデン・ボーイが破壊しようとする「ミス・マスの命」と、創造しようとする新しい宇宙の誕生を止めるため、ノー・マンはビッグバンへ飛び込むこととなる。
ゲームの流れとしては、まず、ビッグバンの中から探索したい部分(=ステージ)を選択。各ステージで探索や謎解きをして、ゲームを進めていく。ステージには「手がかり」が隠されており、それらを見つけることでステージクリアとなる。また、各ステージで発見した「手がかり」は、ビッグバンの状態に影響する。プレイヤーの選んだ行動によって、ビッグバンの様子が変わっていくのだ。
また、探索中には、「ダイヤル式電話をかける」「文明を破壊する」「ガーデニング」「ミュージシャンとの即興演奏」などの、多岐に富んだ行動が用意されているようだ。時間や空間、常識にとらわれない不思議な世界で、想像をかきたてるストーリーが楽しめそうだ。
デベロッパーのFeral Cat Denは、アメリカ・ニューヨークのインディースタジオ。Google Creative Labsなどでの勤務経験のあるEvan Anthony氏、Jeremy Abel氏を中心とするクリエイターチームだ。スタジオにとって、『Genesis Noir』が初の開発タイトルとなる。2018年1月にKickstarterのキャンペーンに成功。開発を続け、ついに発売日が決定したかたちだ。また、本作の音楽とサウンドデザインは、イギリス・ロンドンを拠点とする音楽制作チームのSkillbardが担当。サウンドトラックに先行して、ミス・マスのテーマが配信中だ。
『Genesis Noir』は、日本語に対応し、3月26日配信開始。対応プラットフォームは、PC・Mac(Steam/Epic Gamesストア)、Nintendo Switch、Xbox One。Xbox Game Pass(PC/Xbox)対応。価格は、Steam版とNintendo Switch版が1520円、Epic Gamesストア版が1580円。また、ストアによっては20%オフのセールを行っている。Nintendo Switch版は1216円(4月1日まで)、Epic Gamesストア版は1264円(4月2日23時まで)で購入できる。