『原神』新キャラのロサリアに、“胸ナーフ”疑惑。公式も変更を匂わせる

 

miHoYoは3月17日、『原神』Ver.1.4アップデート「風花の招待」の配信を開始した。新たなコンテンツや新イベントの追加など目白押しのアップデート。そんな中、コミュニティの“一部で”ホットになっているトピックがある。それがロサリアの胸部のサイズの変更である。


ロサリアは、孤独を愛するシスター。聖職者でありながら、冷たい言動を繰り返す。その性格に違わず氷属性のキャラとなっており、長柄武器を振り回しつつ氷元素の攻撃を放つ。今回の大型アップデートの目玉キャラのひとりであるが、現時点ではまだガチャには登場していない。しかしながら正式登場を前にして、早速変更が加えられている。miHoYoも今回のアップデートパッチノートに「ロサリアの外見を調整しました」と記載している。どうやら外見というのは、主に胸を指しているようだ。

発端は、昨年12月までさかのぼる。ロサリアは、Ver.1.2で実装されたアルベドの伝説任務「白亜の章」内にてNPCとして登場。西風教会所属のシスターでありながら、シスターらしからぬミステリアスな姿を披露していた。その時から刺々しい雰囲気とスタイルの良さにより、存在感を見せていたわけだ。しかしVer.1.4のトレイラーが公開されたのち、胸部のシルエットがVer.1.2のものとは異なって見えるとの指摘が寄せられ始まる。

Image Credit : Veck via Imgur


スプラッシュアートでもそうした変更が確認されており、Modderなどがロサリアのモデリングの変更を報告したことにより、この噂はさらに広まっていった。このように、いくつかの根拠が出ており、今回のパッチノートでも「ロサリアの外見を調整しました」と記載されていることから、胸部に変更があったことは濃厚だ。

そして公式フォーラムには、ロサリアの胸部変更について疑問を呈する声が大量に寄せられている。『原神』には、同様に大きな胸を持つキャラがいるからだ。リサやノエル、そして北斗などがいる中で、シスターだけなぜ調整がなされたのか。その点において疑問を持つユーザーはいるかもしれない。ただし、Ver.1.2時点でのロサリアの胸部は“極めて”大きかった。そして変更された後のモデルでも十分に大きい。初登場時からその大きさへの違和感を指摘する声も寄せられており、ほかのキャラの基準に合わせたり、世界観に適したものに変えられた可能性はあるだろう。

女性キャラのパーツが変更されるにあたっては、その事情はさまざまである。『ファイナルファンタジーXIV』でも“尻ナーフ”とされる変更騒動があったが、ゲーム仕様変更における偶然のものであったと運営側が説明(関連記事)。仕様は元に戻されている。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のゼロスーツサムスのように、新作になるにあたり胸のサイズが変更されたと噂されるキャラもある(Reddit)。世界観の統一やレーティングへの適用、システム上の事故など、さまざまな事情があるわけだ。ただし今回のロサリアの変更は、明らかに意図を持って実施されているので、事故ではなさそうだ。


フットワークの軽さに定評のあるmiHoYoであるが、本件については口をつぐんでいる。そもそもロサリアはまだ操作キャラクターとして実装されていないキャラなので、ユーザーを欺いたというわけではない。あくまで実装前のモデル調整である。実際にVer.1.2からどれほど変更されたのか、そしてその変更は適していたのか。ユーザーがそれを判断できるのは、彼女がガチャから排出されるようになってからになるだろう。『原神』Ver.1.4アップデートは、本日3月17日より配信中だ。