『スマブラSP』新ファイター「ホムラ/ヒカリ」は明日3月5日配信へ。パワー型ホムラとスピード型ヒカリを切り替えていくファイター

任天堂は3月4日にオンライン番組「ホムラ/ヒカリの使い方」を放送。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』新ファイター「ホムラ/ヒカリ」を3月5日に配信すると発表した。


任天堂は3月4日、情報番組「ホムラ/ヒカリのつかいかた」内にて、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の新ファイター「ホムラ/ヒカリ」を3月5日に配信すると発表した。なお、放送内で語られた情報は開発中のものであるため、見た目やバランスについては変更の可能性があるそうだ。

https://youtu.be/fHiMQRtEg24

放送では、同作のディレクターである桜井政博氏が登場し、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に84体目のファイターとして参戦する「ホムラ/ヒカリ」のつかいかたが明かされた。ホムラとヒカリは、『ゼノブレイド2』に登場する天の聖杯と呼ばれる伝説のブレイドだ。ファイターとしてのホムラ/ヒカリは、下必殺ワザによって交代しながら戦うスタイルに。簡単に言うと、ホムラがパワー型、ヒカリがスピード型になっており、それぞれに特殊性能や異なる必殺技が設けられている。


ホムラ/ヒカリには、必殺ワザや一部のスマッシュ攻撃などを除いて、同じようなモーションの攻撃が用意されている。両者を異なるキャラクターとして成立させている最大の特徴は、2人の持つ基本的な性質だ。ホムラは攻撃の威力が高く撃墜力があり、ヒカリは運動性能が高く立ち回りで優れている。この特徴は、スマッシュ攻撃などにも反映されている。たとえば、ホムラのダッシュ攻撃は相手を強くふっとばす、ヒカリのダッシュ攻撃は間合いをすばやく詰めるなど、同じワザを使った場合でも、ホムラは威力が高く、ヒカリのほうが素早くワザが発生するようになっているそうだ。

また、2人には特徴を際立てる特殊性能が搭載されている。ホムラの特殊性能は、横スマッシュ攻撃に設定されたフレアスマッシュ。元々攻撃力の高いホムラであるが、横スマッシュ攻撃は格別に強くなっており、その分隙も大きな大技になっている。ヒカリの特殊性能は、「ベヨネッタ」のバットウィズインに似た効果がある因果律予測。回避の発生直後の本来ならダメージを受けるタイミングで発動し、ダメージ軽減とわずなかスロー効果が発生する。


必殺ワザには、下必殺ワザに設定されたチェンジを除いて、合計6種類の異なるワザが搭載されている。ホムラの通常必殺ワザは、剣を周囲に回転させるフレイムノヴァだ。左右同時攻撃なので、めくりや乱戦に強く、長押しすると、回転数と威力がアップする。しっかり溜めると撃墜も狙えるが、ためのキャンセルや保持はできない。

続いてホムラの横必殺ワザは、剣を投げてその場で回転させる、少し変わった飛び道具ブレイズエンドだ。スマッシュ入力で飛距離が伸びる性質があり、剣の当て具合でダメージが変化する。さらに、剣を投げた後もホムラを操作でき、ジャンプやシールドなども可能。ただし、剣を投げている最中はほかのワザは使えず、モーションの終わりに剣を受け取る際には隙が発生する。崖外での使用には注意したいところだ。ホムラの上必殺ワザは、ジャンプして着地時に火柱を発生させるプロミネンスリボルト。復帰以外に、出だしの発生はスマッシュ攻撃より早く、ふっとばし力が高いために撃墜にも使えるそうだ。


ヒカリの通常必殺ワザは、連続して前方に斬撃を繰り出すライトニングバスター。ためるとリーチが少し伸び、最大までためると斬撃が一回追加。発動中には無敵も一応生じるが、どれだけ有効なのかはバランス調整中でもあるため未知数であるという。ヒカリの横必殺ワザは、ワープしながら前方に突進するフォトンエッジ。セフィロスの八刀一閃に似た性質を持つが、移動は横方向のみで、スマッシュ入力などもない。攻撃範囲が広く設定されているが、飛び道具やシールドには弱く、冷静に対処されると攻撃後の隙を狙われてしまいそうだ。また、崖から少し離れて発動させるとステージにとどまってくれるものの、崖に近すぎると落ちてしまうという。

ヒカリの上必殺ワザは、切り上げ上昇後に地面へ弾を射出パニッシュメントレイ。ボタンを押し続けるか連打すると、レインボーダストへと変化し、弾を1発ではなく扇状に5発射出するように。5発ヒットすればレインボーダストのほうが高威力であるが、パニッシュメントレイのほうが飛距離はあり、復帰阻止などには向いているという。また、下必殺ワザはキャラクターを入れ替えるチェンジ。連続でも発動可能で、無敵があるため回避に使えないこともない。さらに、バトル中にチェンジしなくてもデメリットはなく、一方だけを使って戦うことも可能。ファイター選択時に、Yボタンを押すことでホムラ/ヒカリのどちらを先行させるか選択できる。


また、レックスとの共闘でなく、ホムラ/ヒカリがファイターとして登場した理由としては、ホムラ/ヒカリのデザインも理由としてあげられた。2人で戦うキャラクターとしては、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にはアイスクライマーが登場しているが、アイスクライマーはシンプルなデザインのキャラクター。彼らも切り詰めてようやく動かせられる。ホムラ/ヒカリはかなり凝ったデザインのキャラクターで、見比べてみるとかなり画数に差があるという。つまり、描写の問題にて切り替え形式にされたのだろう。デザイン面ではホムラ/ヒカリは原作と少し異なる部分があり、ホムラは太もも周辺がストッキングになり、ヒカリは多人数戦闘用衣装。ホムラについては、ギリギリ通るモノにしようと何回も作り直した結果このデザインになったそうだ。

なお、放送内では参戦ムービーについても語られた、今までの参戦ムービーはすべて桜井氏が考案してきたというが、今回の参戦ムービーのCGパートは『ゼノブレイド2』の開発元モノリスソフトによるもの。ゲームパートについては、いつもどおりスマブラチームが手掛けており、CGパート以外は普段どおり作られたという。


『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の追加ファイター「ホムラ/ヒカリ」は3月5日配信開始予定。新ステージなども付属し、ファイターパスVol.2にも収録されているほか、単体版も販売される。また、同日にはMiiファイターコスチューム第9弾も配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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