ゴミバトルゲーム『お掃除ロボット対戦”ゴミバトラズ”』Steamにて3月3日早期アクセス配信へ。お掃除ロボットが世界を散らかす、マッチポンプアクション
国内の個人サークル野良ペリカプロジェクトは2月28日、『お掃除ロボット対戦”ゴミバトラズ”』の早期アクセス配信を3月3日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2021年夏までの早期アクセス配信が予定されている。
『お掃除ロボット対戦”ゴミバトラズ”』は、お掃除ロボット同士がゴミをぶつけあう、2Dシューティング対戦アクションゲームである。本作の舞台は真夜中。人目のない夜の世界では、お掃除ロボットが自分たちの仕事を増やすべく、ゴミを投げつけあっていた。プレイヤーもお掃除ロボットの1体として、掃除せずオフィスや工事現場などを散らかしていく。
お掃除ロボット同士の真夜中の戦いでは、ぶつけたゴミの大きさと数が勝敗を分ける。4段階のゴミの大きさによって得られるポイントが異なり、より大きなゴミを相手に当てると高得点。ただし、最大サイズのゴミは普段は持ち上げられず、小さなものを投げ続けて、お掃除ロボットが白く発光した状態でだけ扱えるように。小さなゴミにも、最小のものは吸い込んで複数まとめて投げられたり、投げた後のクールタイムが少ないといったメリットがあるようだ。
また、1万円札をばらまくサツタバ、まっすぐ飛ぶUSBメモリ、ホーミングするペットボトル、ぶつかると小さなゴミがばらまかれるゴミ袋など、さまざまな能力が設定された150種類以上のゴミが用意されている。ゴミの大きさや特性も踏まえてポイントの稼ぎ方を考えつつ、ロボットたちは自分たちの職場を散らかしていくのだろう。お掃除ロボットたちが争う対戦モードでは、1ラウンド60秒ごとに勝ち点を獲得し、数ラウンドの結果で勝敗が決定される。
協力プレイでは、紫色のウイルスに侵されたロボットとの戦いが繰り広げられる。暴走したロボットたちを、昭和の家電さながら叩いて直すことが、協力モードの目的となる。ゴミをぶつけるのは対戦モードと共通であるものの、ポイントの代わりに体力が設定され、体力がなくなると1人なら操作不能、ほかに生き残りがいる場合には省エネモードに。動くだけのダンボールロボ、ゴミ袋を吐き出すゴミバコロボ、空を飛ぶトクベツドローンなど、敵のロボットは20種類以上登場。また、3種類の難易度も用意されているそうだ。なお本作はオフラインでのマルチプレイに対応。Steamの機能Remote Play Togetherにも対応している。
本作を開発しているのは、2014年からフリーゲームなどを開発してきた野良ペリカ氏個人によるサークル「野良ペリカプロジェクト」だ。本作においては、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのいわゆるガチ対戦が開発のきっかけとなったようだ。同シリーズでは、プレイヤー間の対戦においてアイテム禁止が通例となっているが、同氏は用意されている機能を無視することがもったいなく感じ、「アイテム有りのガチ対戦が見たい」「アイテムしかないスマブラみたいなゲームを作ろう」と発想。そこに、部屋を散らかしたい欲求と、お掃除ロボットによるマッチポンプの設定が組み合わさったものが、本作なのだという。また、対戦/協力プレイのバランスやRemote Play Togetherによるマルチプレイの確認などを中心に、フィードバックを得るため早期アクセス配信が実施される。
『お掃除ロボット対戦”ゴミバトラズ”』は、Steamにて3月3日早期アクセス配信開始予定だ。