『レインボーシックス シージ』Y6S1詳細発表。爆弾ドローンを操る新オペレーター「Flores」の情報や、イヤー6で起きる多数の変更点が明らかに

『レインボーシックス シージ』Y6S1詳細発表。爆弾ドローンを操る新オペレーター「Flores」の情報や、「国境」マップのリワーク。そのほか『レインボーシックス シージ』のイヤー6で起きる多数の変更点が明らかに。

Ubisoftは2月22日、『レインボーシックス シージ』のイヤー6シーズン1「CRIMSON HEIST」の詳細情報を発表した。新攻撃オペレーターとして、爆弾を搭載したドローンを操る凄腕強盗「Flores」が参戦。マップ「国境」のリワークや新サイドウェポン「Gonne-6」の追加のほか、PC版にはマッチリプレイのベータ版も実装される。また、イヤー6中に予定されている、多様な新スキンやバランス調整のアイデアが公開された。

「CRIMSON HEIST」は、PC版テストサーバーにて現地時間2月22日よりプレイ可能となる予定。シーズン開幕は現地時間3月16日となる見込みだ。


新オペレーター「Flores」


まずは目玉であるY6S1の新オペレーターFloresの詳細だ。2月19日にティザートレーラーが先立って公開されていたが、ついに詳細が明かされた。メインガジェットは、RCE-Rateroと呼ばれる爆弾を搭載したドローン型のガジェットだ。タイマーが0になるか、任意のタイミングでの起爆が可能。起爆時には壁に張り付くこともでき、起爆から爆発までの3秒間は防弾仕様となる。爆発でシールドやバンシーソニックなどのガジェットを壊すだけでなく、補強されていない壁やハッチの破壊も可能だ。

その爆発範囲は広く、補強されていない壁へは、Ashのブリーチング弾を当てたときのように大きな穴が開く。また、その範囲の広さを生かしてショックワイヤーなどの電撃ガジェットを複数破壊することもできる。ショックワイヤーに関しては、ThatcherがBANされた場合にはKaliや上下の射線で対処が必要だったが、新たな風を吹き込んでくれるだろう。さらに、RCE-Rateroを敵オペレーターの近くにまで送り込むことで、オペレーターの位置を低リスクで動かすことができるのも大きな強みだ。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで育ったFloresことサンティアゴ・ルセロは、テクノロジーやガジェットを好み、大物犯罪者たちを対象とする凄腕の強盗だったことがGridlockのレポートにより判明している。メインウェポンはAR33とSR-25。Thatcherのアサルトライフルと、Blackbeardのマークスマンライフルが使い回される形となった。

「国境」マップのリワーク

本稿画像は「The Rainbow Six Siege Community and Game Celebration」よりキャプチャー


イヤー6最初のマップリワークを飾るのが「国境」(Border)だ。イヤー1シーズン2で登場したマップ「国境」がリワークされる。特徴的なのが、休憩室とE階段への連絡通路の追加と、バスルームや備品室が拡張されたところだ。これにより、税関・備品室拠点の防衛が、現実的なものとなる。

新サイドウェポン「Gonne-6」

ピストル枠として登場する「Gonne-6」は、防弾仕様のガジェットを破壊可能な、発射型の武器だ。これにより、シールドやバンシーソニック、Castleのアーマーパネルを簡単に破壊することができる。現時点の予定として、Gonne-6を装備できるのは、Amaru・Lion・Iana・Dokkaebi・Zero・Glaz・Finka・Gridlockだ。

【UPDATE 2021/02/22 12:00】
Ubisoftプレスリリースにもとづき、Gonne-6を装備できる予定のオペレーターリストを更新。

イヤー6の展望


6年目に突入する『レインボーシックス シージ』の展望もアナウンスされた。ロードマップによれば、シーズン1で追加されるアルゼンチンのFloresのほかに、シーズン2以降も1シーズンにつき新オペレーターが1人ずつ追加され、国境のほかに、ファベーラとアウトバックもリワークされる。

オペレーター数名のバランス調整も予告されている。まず防弾ガジェットメタ問題の対策として、Melusiのバンシーソニックが近付くと防弾仕様が解かれ、射撃で破壊可能となる仕様になる見込み。将来的にはGoyoから完全に盾が撤去される予定であることも明かされた。

そして、防衛側の勝率が高いことを受け、準備フェーズ中に攻撃側がオペレーターを変更できる機能の追加も、イヤー6では計画されている。アクションフェーズ以外の時間にもインパクトを与えるべく、倒されたあとでもカメラの機能を使用可能にするアイデアも公開された。また、既存のスピード/アーマーシステムのリワークも予告されている。アーマー1=体力100、アーマー2=体力120、アーマー3=体力140という風に、アーマー1〜3の違いが可視化されるようになる見込みだ。

さらに、ランクマッチにおけるスマーフや下げランク行為への対策を強化し、公平感を与えるためのマッチングシステムの刷新。ゲーム内での振る舞いをスコア化することにより、自分がどのようなプレイヤーであるかを知ると同時に、振る舞いが良ければリワードなどがもらえる「Reputation System」の導入も明かされた。

多様なスキン


『GhostWire: Tokyo』の発表プレゼンテーションで2019年に一世を風靡した中村育美氏デザインのスキンが、EchoとDokkaebi向けに3月3日に販売開始される。映像の中で、「8体のオペレーターを選択した」と語っているので、そのほかのオペレーター用スキンも順次公開されていくだろう。さらに Kaliのエリートセットや、『バイオハザード』シリーズのジル・バレンタインのユニフォームをまとったZofiaのエリートセットもアナウンスされた。

またイヤー6では、エリートセットのヘッドギアとユニフォームの組み合わせを自由にカスタマイズできるようになる。


『レインボーシックス シージ』のイヤー6シーズン1「CRIMSON HEIST」は、PC版テストサーバーにて現地時間2月22日よりプレイ可能となる予定だ。本番環境でのシーズン開幕は現地時間3月16日の見込み。なおイヤー6から新オペレーターの提供方法が変わる。年間パスによる先行アクセス権の付与ではなく、シーズンごとのバトルパスのプレミアム報酬として、新オペレーターが提供される(各バトルパス最初のプレミアム報酬)。有償バトルパスを購入しない方も、シーズン開幕から2週間経過後、名声/R6クレジットによる単体アンロックが可能だ。

6年目に突入し、進化を続ける『レインボーシックス シージ』から目が離せない。

Sakutaro Okano
Sakutaro Okano

フッ軽ゲームライター。生きている実感を得るため、FPSを中心にド派手なハリウッド的アクションゲームを貪って生きている。

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