「講談社ゲームクリエイターズラボ」第1期メンバー7組が発表。年間1000万円が支給される、インディーゲーム支援プロジェクト

講談社ゲームクリエイターズラボ事務局は2月15日、「講談社ゲームクリエイターズラボ」の第1期メンバーについて、募集結果を発表した。

講談社ゲームクリエイターズラボ事務局は2月15日、「講談社ゲームクリエイターズラボ」の第1期メンバーについて、募集結果を発表した。最終選考を通過した7組に半年ごとに500万円が支給されるほか、惜しくも最終選考から漏れてしまった7組にも、ゲームクリエイターラボ特別賞として奨励金50万円が進呈される。また2021年秋には、「講談社ゲームクリエイターズラボ」第2期の募集が予定されているそうだ。

「講談社ゲームクリエイターズラボ」は、選考を通過したインディーゲームクリエイターに対し、講談社が半年ごとに自由に使える500万円(最大2年間)と、企画の壁打ち相手としての編集者のサポートなど、出版社らしい手厚いサポートが提供されるゲーム開発を支援するプロジェクト。第1期メンバーの募集期間は2020年9月15日から、2020年11月5日まで。同プロジェクトには開発中のゲームや企画書など、1260件以上の応募が集まり選考が進められてきたが、最終選考の結果が発表され、当初の予定よりも多い7組が、第1期のメンバーとして発表された。第1期メンバーは、以下の7組だ。

・Hytacka
・らむらむ
・ときたまご
・GHRIAN STUDIO
・ナカミチヨシアキ
・綾羽光陰
・ところにょり

1260組以上の応募の中から最終選考を通過し最大2000万円を獲得したのは、世界一おもしろいアクションRPGを目指して、3DアクションRPGの開発進捗をYouTubeで公開しているHytacka氏。フリーゲーム『悠遠物語』の開発者で、初公開から8年以上経過した現在でも同作の開発を続けているらむらむ氏。フリーゲーム『消火栓』の開発者で、現在はアプリの開発やLINEマンガで原作を務めるゲームプランナーときたまご氏。方針を切り替えて戦うミリタリーストラテジー『オーダリーストライフ』を公開しており、3Dアクションゲームを開発しているGHRIAN STUDIO。犬の腎臓として腎不全にならないよう腎機能を補助するADV『renal summer』や『ひとりぼっち惑星』などを開発してきたところにょり氏など7組。

講談社ゲームクリエイターズラボ事務局は、ここまで残ったクリエイターたちに優劣はなく、「このプロジェクトでタッグを組むほうがクリエイターさんが幸せになれるか」を基準に最終的な決定が行われたそうだ。二次選考や最終面接時の合意により、別枠で講談社のサポートを得ているクリエイターも存在するという。

また、「講談社ゲームクリエイターズラボ」第2期が2021年秋に募集開始予定とされており、詳細は決まり次第発表予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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