パブリッシャーのActivisionは2月10日、『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』のNintendo Switch/PC版を発表した。Nintendo Switch版は3月12日発売予定で、PC版は2021年内予定。また同じく3月12日には、PlayStation 5/Xbox Series X|S版もリリースされることが決定した。
『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』は、1998年に発売された『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』のその後の物語を描く続編だ。主人公クラッシュの宿敵であるネオ・コルテックスとエヌ・トロピー、ウカウカが、時空に穴を開けて次元間の刑務所から脱獄。マルチバースの支配へと乗り出したため、クラッシュとその妹ココは、世界を救うため異次元の旅に出る。
本作は、奥や手前にスクロールする3Dアクションパートや、サイドビューの横スクロールパートへとステージ内で視点が次々に移行していく、シリーズお馴染みのスタイルを採用。プラットフォームアクションをこなし、スピンアタックで敵を倒し、また木箱を破壊してリンゴを収集しながらゴールを目指すのだ。
本作の特徴として、ステージの特定パートにて現れる「クォンタム・マスク」が挙げられる。合わせて4種類存在し、オブジェクトを出現・消滅させたり、一定時間だけ時の流れをスローにしたり、あるいはスピンしながら滑空したり、重力を反転させたりといったことが任意のタイミングでできる。ステージもこれらを活用することを前提にデザインされている。
各ステージは、クラッシュとココどちらでもプレイ可能。さらに、ネオ・コルテックスやタウナ、ディンゴダイルといった、クラッシュにゆかりのあるキャラクターでプレイできる専用ステージも存在する。それぞれ独自の武器やアクションを持っており、ひと味違ったゲームプレイを楽しめる。本作は全般的に難易度が高く、またクラッシュやココの見た目を変えるスキンのアンロックなど、やり込み要素の多い作品である。
『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』のNintendo Switch版は、3月12日に発売予定。ニンテンドーeショップではすでに予約受付が開始しており、価格は5390円(税込)だ。
PS5版も、同じく3月12日に7590円で配信予定。PS4版の所有者は100円にてPS5版にアップグレード可能だ。そしてXbox Series X|S版の価格は7590円。Smart Delivery対応により、Xbox One版から無料アップグレード可能である。PS5/Xbox Series X|Sでは、後方互換にて前世代機版がプレイ可能だったが、ネイティブ対応したことにより4K/60fpsでのプレイが可能になる。PC版については、Battle.netを通じて2021年内配信予定だ。
なお弊誌では、本作の開発元Toys For Bobへのインタビュー記事を掲載しているため、興味のある方はこちらもチェックしてほしい。
【UPDATE 2021/3/2 13:10】
PS5/Xbox版の価格を7590円と修正