セガは2月2日、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の新作アニメシリーズ「ソニックプライム」の制作が決定したと発表した。動画配信サービスNetflixを通じて、2022年より全世界で配信予定。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は、セガの顔ともいえる人気ゲームシリーズだ。今回発表された新作アニメシリーズ「ソニックプライム」は、全編新作にて全24話での配信を予定。超音速のハリネズミであるソニックが、新たな冒険を繰り広げる。ゲームや過去のアニメシリーズに親しんだソニックファンはもちろん、子供から大人まで家族で楽しめる作品として制作中だという。
「ソニックプライム」は、セガの米国子会社であるセガ・オブ・アメリカ主導で、Netflixとカナダのメディア企業WildBrainと共同制作する。具体的には、セガとWildBrainが共同で制作・配給・ライセンスを担当し、アニメーション制作についてはWildBrainのバンクーバースタジオでおこなうとのこと。
WildBrainは、これまでに『ロックマン』のCGアニメシリーズなどを手がけ、先日発表されたApple TV+向けスヌーピー作品「The Snoopy Show」の制作も担当している。また、アカデミー賞を受賞した「ベイマックス」や「ベン10」で知られる米国のクリエイターズスタジオMan of Action Entertainmentが、「ソニックプライム」の現場責任者およびエグゼクティブ・プロデューサーとして参加する。
Netflixコンテンツ部門 オリジナル・アニメーション ディレクター ドミニク・バゼイ氏
ソニックは誰からも愛されているキャラクターです。私も子どもの頃、ソニックと長い時間を一緒に過ごしました。世界中のソニックファンや新たな世代に向けてソニックの新しい冒険をNetflixでお届けできることを光栄に思います。
WildBrain代表Josh Scherba氏
世界中に何世代にもわたって熱狂的なファンを持つ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は、今日かつてないほどの人気を誇っています。Netflix、セガ、Man of Actionと提携し、世界中 の視聴者に新しいソニックの冒険をお届けできることを大変嬉しく思います。このたびの「ソニックプライム」については、当社の才能あるクリエイティブチームが全力を注いで制作していきたいと思っています。
私たちは自社ライブラリにある旧ソニックアニメシリーズを通じて、ソニックの人気が世界的に高いということを知っていますが、今回のソニックプライムで、新旧両方のファンの皆様に新鮮でエキサイティングなソニックコンテンツをお届 けできることを楽しみにしています。
セガ取締役CSO ジャパンアジアスタジオ統括本部統括本部長 内海州史氏
この度、ソニックをテーマとするアニメーションがお子さん、ファミリー層向けのアニメ作品で定評のある WildBrain様とMan of Action様とのタッグで制作され、世界中で多くの方が利用されているNetflixを通して配信されることを嬉しく思います。
今年はソニックシリーズ1作目である『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の発売から30年と節目の年にあたり、本取り組みが現在ソニックに関心を寄せてくださっている方に喜んでいただけることはもちろん、これまでソニックIPに触れたことのない方々にも楽しんでいただき、次の30年間につながるものになることを期待しています。
＊CGアニメシリーズ「ソニックトゥーン」のPV
関係者のコメントにあるとおり、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』はこれまでにも何度かアニメシリーズ化されている。主に海外主導で制作されているが、ゲーム版と連動した「ソニックトゥーン」では、今回「ソニックプライム」で提携したNetflixから国内でも配信された。また同様の映像作品というと、昨年公開された映画「ソニック・ザ・ムービー」が記憶に新しい。同作では、ソニックのキャラクターデザインをめぐって紆余曲折あったが、結果的にヒットし続編制作も決定している。
「ソニックプライム」は、Netflixを通じて2022年より全世界で配信予定だ。
