国内の個人ゲームデベロッパーNussygameは1月27日、『B100X – Auto Dungeon RPG』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。基本プレイ料金は無料。着せ替えや最大アイテム所持数の増加など、一部が課金要素となっている。
『B100X – Auto Dungeon RPG』は、ダンジョンの深淵を目指してキャラクターを強化していくオートダンジョンRPGだ。本作の舞台は、神の時代。神が魔に勝利した後、魔は地に潜んだが、地上には多くの魔物たちが残されていた。神は、欠陥と神の力の一部を持つ使徒を無数に生み出し、使徒を使った魔物討伐を開始。人の時代に備え、世界を作り変えようとしていた。メインキャラクターのホリィは、神が大事にしていた木から林檎を盗み、神の怒りを買ったことで地上へと左遷されてしまった使徒の1人。プレイヤーは、彼女の補佐を務める証人として、ホリィと共に永劫の魔窟の封印を目指す。
ホリィが挑む永劫の魔窟は、多数の階層からなる深く長いダンジョンだ。内部には大勢の魔物たちが潜んでおり、いかに神の力の一部を与えられた使徒といっても攻略は難しい。また、ダンジョンに潜るのはホリィであり、プレイヤーではないので、細かな指示を出すこともできない。そこで、まずはホリィを装備で鍛えていく。ダンジョン内では、神の力が元となった神具が手に入る。神具にはそれぞれ状態異常を付与するものや、獲得リソースを増やすものなどさまざまなオプションが付属。神具同士を合成すると、オプションが合成されてより強い装備になるので、装備の収集と合成を繰り返して少しずつホリィを強化し、ダンジョンの深淵へと潜っていくわけだ。
装備は、武器や防具など5種類まで装備できるほか、オプションは8枠まで。レアリティの高い装備には、特殊な固有オプション付きのものも存在する。また、戦士や魔道士、僧侶などジョブレベルを上昇させることでホリィ自身を鍛えていく要素や5枠までのスキルスロットも搭載。自動周回機能も備えており、ほかのゲームのプレイ中に周回させておいて、待ち時間中に装備を整えるようなプレイングも可能だ。オプションとスキルの組み合わせによるビルドやキャラクターの強化、ダンジョンの特性を考慮した攻略などが本作の魅力なのだろう。なお、本作は『B100』シリーズの最新作でもあるそうだ。
本作を開発しているのは、元は小さなゲーム会社でディレクターを務めていたという個人開発者ohNussy氏だ。同氏は、死体を操りダンジョンの踏破を目指すローグライトRPG『Buriedbornes』や『Ending Days』などをリリースしており、『Buriedbornes』では登録ユーザー数180万を突破。本作では、キャラクターのビルドや強化がメインとなっているが、過去作とも共通する部分はあるため、これらの経験も生かされていることだろう。また、同氏は現在『Buriedbornes2』も開発中だ。
『B100X – Auto Dungeon RPG』は、Steam/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。