国内のインディーゲーム開発スタジオPhantomIslandは1月25日、『Faye/Sleepwalker』をSteamにて発売した。通常価格は1980円。2月1日までの期間はセール対象となっており、10%オフの1782円で購入できる。2020年11月の時点では12月のリリースが予定されていたが、Steamの審査などが原因となり、1月25日のリリースになったようだ。
『Faye/Sleepwalker』は、2種類のモードを切り替えて敵と戦う3Dアクションゲームである。主人公の少女フェイは、元は強大な存在の半身として生み出された。しかし、任務を遂行する中で疑問を持ち、オリジナルに反逆。戦いの末、地上で目を覚ましたフェイは記憶を失っており、過去の記憶を取り戻す旅が始まる。
目的を果たすため、オリジナルから力を分け与えられていたフェイには、未だその大きな力が残されている。フェイがそうした力を存分に発揮するのが、いつでも移行可能なスリープウォークモードだ。スリープウォークモードを発動すると、攻撃が通常モードよりも強力になり、移動がホバーかつ高速に。さらに攻撃が、対象の近くまで瞬時に転移してから攻撃を繰り出すワープ攻撃に変化し、敵との距離に影響を受けなくなる。被ダメージが上昇してしまうデメリットもあるものの、リスクを考慮しても強力なモードになっている。通常モードも含めて、ダッシュの無敵時間は長めであり、ほとんどの攻撃は異なる攻撃やダッシュでキャンセル可能。強力なプレイヤーキャラクター・フェイを操作する、高機動なアクションが本作の魅力と言えるだろう。
また、地上で目を覚ましたフェイは街で依頼を請け負い、オープンなフィールド上でモンスターと戦うことになる。フィールド上には、巨大なボスも含めて何種類かの敵が生息しており、倒すと経験値とメモリーポイントを獲得。メモリーポイントを使うと、HPが一定以上の際に大ダメージを負ってもHPが1以上残るスキルや、空中ジャンプの回数を増やすスキル、メモリーポイントの獲得量を増やすスキルなど、ゲーム開始時から強力なフェイを更に強化できる。そのほか国内のインディー作品ながら、フェイの声などはプロの声優が担当。フィールドは広く、基本的にフィールド上に仕掛けなどが用意されているわけではないものの、移動が高速なため快適に目的地まで辿り着けるようになっている。
本作を開発しているのは、国内のインディーゲーム開発スタジオPhantomIslandだ。同スタジオは、代表のかせ氏が専門学生時代に共にゲームを開発していたチームがベースとなっており、本業の傍ら少数のメンバーによって開発が進められてきたという。また、リリース直後には一部進行不能になるバグも発生していたが、すでにアップデートで修正されている。
『Faye/Sleepwalker』は、Steamにて2月1日まで10%オフの1782円で配信中だ。Steamでは、レビューや意見などに対して、早速ロードマップが公開中。フェイの攻撃力の上昇によるテンポの改善、スローモーション処理の変更と低減、UI/UX/オプション機能の改善、クラウドセーブへの対応などが、今後のアップデートで予定されている。
【UPDATE 2021/01/25 19:00】
ロードマップに関する記述を追加。