『ポケットモンスター ソード・シールド』などで、他人に迷惑をかけると厳しい罰を受ける。不正利用者への対処方針を発表
株式会社ポケモン は1月22日、『ポケットモンスター ソード・シールド』および『Pokémon HOME』にて不正行為・迷惑行為をおこなったユーザーへの対応を改めて発表。厳しい処分を下していくと示唆した。もとよりゲームの不正利用者についてはペナルティを課していくとしていた同社であるが、改めて方針を発表したかたちである。
ポケモンによると、現在『ポケットモンスター ソード・シールド』および『Pokémon HOME』にて一部ユーザーが不正に改造されたデータを用いてプレイしているという。そうしたユーザーに加えて、ソフト・アプリの動作に問題を引き起こしたり、他のユーザーに迷惑をかけたりするユーザーを含めて、不正利用者には以下のような処分がとられるとのこと。
■対応内容
・『ポケットモンスター ソード・シールド』におけるインターネットプレイの制限
・『Pokémon HOME』(スマートフォン版)における交換機能の利用制限
・『Pokémon HOME』(スマートフォン版/Nintendo Switch版共)の利用停止
なお、これらの制限や停止については、ポケモンの裁量により期限付きもしくは無期限に実施するとのこと。罪の重さにより期限付きBANか永久BANか変わるということだろう。また処分を受けたとしても、そのユーザーに利用料金の返金などはおこなわれない。そのほか、不正内容や対応の詳細について問い合わせたとしても、返答できないとしている。最近、他ゲームで話題となっている「何が不正なのか、どのラインならセーフなのかという運営への問いかけ」に答えられないということだろう。またこうした対応は今後も定期的にとりつつ、さらなる制限措置なども予告なく実行していくと表明した。
ポケモンは、以前より『ポケットモンスター ソード・シールド』の不正利用者を処分していくと告知してきた。事例としては、切断バグが横行した際に同様の声明を出したことは記憶に新しい(関連記事)。今回は具体的な罰則などを明示し、より厳しく罰していくことを表明したかたち。データ改変に留まらず、他ユーザーに迷惑をかけることでもペナルティが課せられるようなので、お行儀よくポケモン収集やポケモンバトルを楽しみたいところだ。
なお『ポケットモンスター ソード・シールド』では、2月1日よりランクバトルのシリーズ8が開幕予定。同シリーズでは禁止級の伝説ポケモンが1体のみ使用できるという。昨年11月に開催されたポケモン竜王戦2020を彷彿とさせる興味深いルールだ。次期シリーズについても、楽しみにしておこう。『ポケットモンスター ソード・シールド』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。