ホラーアドベンチャー『Teke Teke – テケテケ』Steamにて配信開始。都市伝説テケテケに巻き込まれる、和風怪異譚


海外のインディーゲームデベロッパーNyx Talesは1月21日、『Teke Teke – テケテケ』をSteamにて配信開始した。通常価格は520円。1月28日までの1週間は、15%オフの442円で購入できる。


『Teke Teke – テケテケ』は、Nyx Talesが開発、Chilla’s Artが開発協力として携わっているホラーアドベンチャーゲームだ。本作の主人公は、女子高生のアカリ。彼女には、ハカルという同じ学校に通う想い人がいた。しかし、数日前ハカルからテケテケの話を聞いて以来、彼は学校に来ておらず、返事も返ってこない。またテケテケの話を聞いてから、アカリも奇妙な悪夢を見るようになっていた。ある日の放課後、ハカルが心配になった彼女は、様子を見るためハカルの家を目指していたが、地下鉄の構内へ閉じ込められ、都市伝説テケテケがベースとなった物語へ本格的に巻き込まれていく。


シャッターによって閉ざされた薄暗い地下には、6分後の到着を知らせるアナウンスが響いているが、奇妙なことに地下鉄の構内には誰もいない。どこか不穏な空気が漂う中、アカリはハカルの元を訪れるべく、まずは地下を探索していく。構内はさほど広くないものの、いくつかの探索できる場所が用意されている。ゲーム序盤は、くまなく調べていくと何かが見つかり、アイテムを特定の場所で使うことでゲームが進行する仕組みだ。ストアページによると、ステルスや謎解きといった要素が導入されているほか、複数のエンディングが用意されているという。


グラフィックについては、遠目で見ると雰囲気が感じられるものの、地下鉄の路線図など手書きで荒く描かれたものもあり、細かな部分では手作り感も演出。Chilla’s ArtではなくNyx Talesが主に開発しているため、システムも含めてChilla’s Artの作品群とは多少違ったものになっている。ストアページには日本語字幕への対応表記がないものの、序盤に登場するアイテムや作中のメモなどの一部は、日本語のテキストも用意されていた。なおストアレビューによると、記事執筆時点では進行不能のバグも発生しているようなので注意してほしい。

本作は海外のインディーゲームデベロッパーNyxTalesが主導し、国内の開発チームChilla’s Artが開発に関わっているという両者のコラボ作品。本作の開発は、Chilla’s Artが『赤マント』を開発した頃より、少しずつ行われてきたそうだ。『Teke Teke – テケテケ』は、Steamにて現在442円で配信中だ。