『Apex Legends』新レジェンド・ヒューズ、“パクり”疑惑を受ける。インディースタジオが自社作品キャラクターとの類似点を主張


Apex Legends』新キャラクターが、“パクり”ではないかとの指摘を受けているようだ。Reapawn Entertainmentは1月20日、『Apex Legends』シーズン8に関する情報を公開(関連記事)。新武器の登場やマップ改変の予告がなされたほか、大きな発表として新レジェンド・ヒューズが紹介された。立派な口髭とワイルドなライダージャケットが印象的な、久々の男性レジェンド。渋いおっさん枠を待ち望んだファンには期待の新星といえるだろう。ところがこのヒューズが、ある疑惑をかけられている。別のゲームに“そっくり”なキャラクターが存在しているというのだ。海外メディアNintendo Lifeが報じている。

主張を展開したのは、インディースタジオNOWWA。リヒテンシュタインに拠点を置き、デベロッパーのYohami Zerpa氏が2017年に立ち上げたスタジオだ。代表作は、現在ベータ版を配信中のマルチプレイシューター『BulletVille』。パルクールアクションとヒーローシューターを組み合わせたTPS作品だ。NOWWAによれば、同作に登場するプレイアブルキャラクターのひとり「Hunter」がヒューズの元ネタとなった可能性があるという。スタジオが指摘する類似点は「眼帯・バイカー風の服装・ドクロのベルト・機械の義手・口髭・グレネードベルト・グローブ・ネックレス・背中の丸いマーク・脚のホルスター・赤とグレーのカラーリング」そして「特徴的なグレーのメッシュヘア」。さらにHunterの武器はロケットランチャーであり、『Apex Legends』シーズン8のキービジュアルからしてヒューズもロケットランチャーを使用する可能性が高いという。
 

左がヒューズ、右が『BulletVille』のHunter

 
NOWWAによれば、Hunterが公開されたのは2年前。さらに2020年10月には、『BulletVille』のプレイテストをElectronic Artsとおこなっており、「潜在的にインスピレーションを与えた可能性が高い」と主張している。NOWWAはNintendo Lifeに対してコメントを寄せ、「『Apex Legends』がハンターのスタイルを気に入ってくれたのなら嬉しい」と述べると同時に、『BulletVille』がまだ正式リリースされていないことから、自分たちの方が“パクり”疑惑をかけられるのではないかと不安に感じているという。確かにいわれてみれば、共通点の多いヒューズとHunter。小さなスタジオとしては、自社キャラクターの方が後追いと呼ばれる心配はあるだろう。一方で、両者の服装はいわゆる「ちょいワル親父」風ファッションだ。明確な模倣というよりは、スタイルの「典型」として被った可能性もあるかもしれない。Electronic Artsはなにか反応を見せるのだろうか。

『Apex Legends』シーズン8は日本時間で2月3日より開幕予定だ。