カプコンは1月18日、ニンテンドーeショップにて配信中の『モンスターハンターライズ』体験版の不具合について言及した。体験版において、一定条件下でプレイ中に処理落ちが発生する現象は、製品版では発生しないことを確認したとしている。
言及された不具合は、体験版をプレイした一部のプレイヤーの間で確認されていたもの。不具合の起因となるのは、プレイするニンテンドーアカウントのフレンド登録者数だ。具体的な登録者数は定かではないが、フレンド数が100人を超えた辺りから不具合が発生。マルチプレイ時の動作が重くなる、カクツキ(処理落ち)が起こる。なお、当不具合はマルチプレイ時のパーティーメンバー数には依存せず、自身で部屋を立ててソロで狩りに出かけた場合も発生するようだ。
きっとかっと/ダイナモ氏が投稿している検証動画によると、ニンテンドーアカウントに登録したフレンド登録者数が増えていくほど、処理落ちの症状が重くなるようだ。検証対象としているのは、クエスト開始地点近辺でのオトモガルク騎乗シーン。通常プレイでは処理落ちが発生しない条件にて、100人から210人まで、フレンド登録者数を10人刻みで減少させることで検証している。
フレンド登録者数が100人の場合は、軽度の処理落ちがまれに発生。120人を超えた辺りから処理落ちの頻度が増え始める。そして150人を超えた辺りから処理落ちが頻繁に発生。210人を超えた検証結果では、カクツキの症状も重くなっている。ニンテンドーアカウントにおけるフレンド登録者数の最大値である300人にもなると、プレイがままならない状態になっていたようだ。
結論として、フレンド登録者数がゲームプレイに影響するという珍しいケースの当不具合。この不具合は体験版をプレイしたユーザーの間でも多々確認されており、各々で対策がとられていた。対策としてはフレンド登録者数を2桁台まで調整するか、あるいはフレンド数の少ない別アカウントでプレイするというものである。
対策法が広まったことで、ひとまず体験版におけるユーザーの不満は解消されていた。しかしながら、ハンター同士の共闘も醍醐味である本作において、製品版に向けての不具合対応が危惧されていたわけだ。今回の公式に当不具合が認知されていたこと、および製品版において当不具合が発生しない事を示すカプコン側の声明は、ユーザーを安堵させるものになったことだろう。
『モンスターハンターライズ』は、3月26日にNintendo Switch向けに発売予定だ。