歯医者シミュレーション『Boring Game』発表。デンタルクリニックを経営し、患者の白い笑顔を取り戻そう
パブリッシャーのThePlayWayは12月16日、『Boring Game』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2021年5月21日リリースを予定している。「boring」とは穴を開けること、ここでは「歯」に穴を開けることを指す。
『Boring Game』はプレイヤーが歯科医師となってデンタルクリニックを開業する、医療&経営シミュレーションゲームだ。さまざまなお口のお悩みを抱えた患者の歯を治療し、より評判の高いクリニックを目指していこう。患者が椅子に座ったら、まずはちょっとした会話から始めることになる。そのまま治療を開始することもできるが、場合によっては追加費用で麻酔のオプションを聞いてあげることも可能。あるいは患者の家族の近況を尋ねるなど、雑談を交えることで好感度を高めることもできる。まずは口腔内視鏡で患者の歯を詳しく観察し、問題のある箇所を発見しよう。プレイヤーの手元には、歯医者にお世話になったことのある人なら、いちどは見かけたことのある道具の数々が与えられている。虫歯を削るタービン、あるいは歯石を取り除くスケーラーなど、適切な道具を使いこなすのだ。
治療中には口内の様子だけでなく、さまざまなインジケーターが画面に表示される。経過時間に注意を払いつつ、麻酔の効き目の残り具合や「痛み」メーターの上昇に気をつけながら作業を進めよう。症状によって必要な治療は数々の段階に分かれている。虫歯ならドリルで削るだけでなく、穴を埋め合わせるシーリングや、仕上げに磨き上げるポリッシングが必要。抜歯手術の際には患部をつかんでから引き抜き、そして縫合までを完璧にこなす必要がある。プレイしているうちに、漫然と通っていた歯科治療のプロセスが自然を理解できるようになるだろう。
過度なダメージを与えることなく治療が終われば、患者から感謝の言葉が伝えられて治療終了。感触がよければ次回診察の約束を取り付けたり、デンタルケア製品を販売したりすることもできる。リザルト画面では、かかった時間や患者の痛み具合のほか、会話の雰囲気なども評価されるようだ。後日、患者がレビューサイトで高評価をつけてくれれば、クリニックのランキングも上がっていく。収入が上がれば、インプラントなど高度な治療のためのツールを買い揃えることもできる。
ストアページの売り文句によれば「10人中9人の歯科医が本作を推奨(残り1人はゲーマーではなかった)」という本作。かなりリアリスティックなシミュレーションを体験できるのは確かだろう。『Boring Game』は2021年5月21日、PC(Steam)向けに配信予定だ。