『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』最新アップデートが12月中旬に配信決定。2か月半ぶりのアプデ、改善に取り組み続ける
スクウェア・エニックスは12月9日、PlayStation 4/Nintendo Switch/iOS/Android向けに販売中のアクションRPG『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』について、最新アップデートを12月中旬に配信すると発表。その内容を公開した。
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』は、ニンテンドーゲームキューブ向けに発売された『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』のリマスター版だ。美しく蘇っただけでなく、キャラクターボイスや新システムの導入、各種族のキャラクターバリエーションの追加、本編クリア後にプレイできる高難度ダンジョンおよびボスの追加を実施。さらに、クロスプラットフォームのオンラインマルチプレイにも対応した。
本作は今年8月に発売。その後、各種不具合の修正が9月末におこなわれており、今回のアップデートはそれ以来となる。まず、全プラットフォームにて以下の機能追加がおこなわれる。
・マルチプレイ時、ダンジョンをクリアした際に、同じメンバーでほかのダンジョンを選択できるよう追加
・リザルトの戦利品選択の際、時間切れになった場合に戦利品がランダムで取得できるよう調整
・ダンジョンのボス戦で全滅した際、「ワールドマップに戻る」の選択肢を追加
・『あずかりじょ』のモグを各街に配置
また、iOS/Android版では、ダンジョン内でアイテムの「ひろう」が実行可能になる際の反応速度が改善されるとのこと。
そのほか、全プラットフォームにおいて以下の修正も実施される。
・『あずかりじょ』の一部挙動の修正
・リルティの武器『レーヴァテイン』『デイブレイク』の威力を上方修正
・マルチプレイ時、行動入力が一定時間されない場合に自動タイムアウトされるまでの時間を調整
・マルチプレイで遊んだダンジョン地域に馬車の位置が移動するバグの修正、及び特定エリアに閉じ込められた際のケージ属性の修正
・ボスモンスターのHPゲージの減る速度が追い付かなかった問題を修正
・ゲスト入室とホスト退室が同時で、ホストだったプレイヤーが再度入室してクリアしたとき、最初にホストだったキャラの一部フラグが、ゲストと同じ状態に上書きされてしまう問題を修正
・「アルフィタリア城」で、建物内の「ティル=ダール」に話しかける事が出来、話しかけた後に操作不能となる問題を修正
・5年目に至る前に「?」属性のホットスポット出現ギミックフラグが進行してしまっていた場合、フラグを元に戻すよう修正
・しずく獲得不可のダンジョンにて途中参加とボス撃破のタイミングが重なると、同期が取れないまま進行してしまう不具合を修正
・ デーモンズコートでマルチプレイのボス戦にて、ノコギリのギミックを起動してもモンスターにノコギリがヒットしない問題を修正
・その他、軽微なバグの修正
名作のリマスターとして期待を集めていた本作だが、もっとも期待を集めていたマルチプレイに関してはテンポの悪さやバグの存在が不満を集めていた。重要なものとしては、エンディングを見るのに必要な「?」属性のホットスポットにまつわる不具合だ(関連記事)。パーティーを組んであるダンジョンをクリアすることで、本来まだ「?」属性を獲得できる段階でないユーザーのデータでもホットスポットが出現済みになる現象が発生。この場合に利用しても「?」属性になることはできないため、実質ラストダンジョンに到達することが不可能となっていた。
本バグ自体は9月のアップデートで修正されていたものの、すでにグリッチが発生したユーザーを元通りにすることはできていなかった。今回のアップデートにより、ようやく被害を被っていたユーザーのセーブデータが救済を受けられそうだ。このほか弱体化が囁かれていたリルティの強化や、ダンジョンクリア後に同じメンバーで別のダンジョンに挑めるようになるなど、少しずつであるがユーザーから求められていた改善が図られている模様。
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』は、PS4/Nintendo Switch/iOS/Android向けに販売中。今回発表されたアップデートは12月中旬に配信予定となっており、具体的な日時は決定次第あらためて発表するとのことである。