Bethesda Softworksは11月25日、当初12月1日(北米時間)に予定されていた『Fallout 76』の大型アップデート「Steel Dawn」を1週間前倒しで配信開始した。11月25日、Xbox One版『Fallout 76』に「Steel Dawn」のアップデートが誤配信されたことが原因で、Xbox Oneユーザーはバージョンの違いからゲームをプレイできなくなっていた。現在はすべてのプラットフォームでアップデートが完了し、サーバーは問題なく稼働している。
Xbox One版へのアップデート誤配信への対応は、誤配信されたXbox One版のアップデートを取り下げるか、すべてのプラットフォームにアップデートを実行するかの二択だったようだ。当初の予定どおりにスケジュールを進行させるのであれば、Xbox One版のアップデート取り下げを行うのが無難な選択と言えるだろう。しかし、Bethesda Softworksは原因究明と対処作業を行うなかで「Steel Dawn」が「すでに十分にプレイできる状態にある」と判断。今回の前倒し配信に踏み切った(公式ブログ)。
過去、『Fallout 76』は2019年秋を予定していた大型アップデート「Wastelanders」の配信日を2020年4月に延期し、さらに延期後の予定も新型コロナウイルスの影響で1週間遅らせている。また、Bethesda Softworksの新作『DEATHLOOP』は2020年末の発売予定を2021年第2四半期に延期している(のちに2021年5月21日発売と発表)。配信日が前倒しになることは珍しく、今回の告知は多くのプレイヤーにとって嬉しい寝耳に水と言えるのではないだろうか。
なお、アップデートにともなって「Steel Dawn」のパッチノートも公開されている(11月26日現在は英語版のみ)。新クエストや新装備、デイリーオプスの新報酬などのほか、新たに地下シェルターを作成して装飾できるC.A.M.P.シェルターの実装など盛りだくさんの内容だ。配信日が急遽前倒しになった関係で一部機能はロックされていることも記載されており、気になる方は目を通しておくといいだろう。
『Fallout 76』の大型アップデート「Steel Dawn」は予定を前倒しにして本日25日から配信開始。新クエストはアップデート後にログインするとすぐにスタートする。実装された新機能を楽しみながら、1週間前倒しでやってきたB.O.S.に会いに行こう。