『FF7R』や『原神』はPS5でどう変わるのか。PS5後方互換機能により、きれい・なめらかになるタイトルリストが有志により作成される

PS5には、PS4ゲームがプレイ可能となる後方互換機能が搭載されている。どのタイトルが、きれいになったり、なめらかになったりするのだろうか。

PS5には、PS4ゲームがプレイ可能となる後方互換機能が搭載されている。99%以上のタイトルがPS4で動作すると公式発表されているほか、特定のタイトルではPS5のスペックに恩恵を受けパフォーマンスの向上がなされる。たとえば『ゴースト・オブ・ツシマ』はPS4では30fpsで動作していたが、PS5では60fpsで動く。こうしたブースト効果は数々報告されており、『ゴッド・オブ・ウォー』や『Days Gone』でも同様に60fpsで動作するという。


しかし、その他のタイトルのパフォーマンス向上については、公式に発表されているものもあれば、されていないものもある。PS5で快適度が上がるゲームはどれなのか。まとめて確認したいところだろう。そんな人々のために、海外フォーラムResetEraでは、PS5の後方互換機能に関するパフォーマンス情報がまとめられている。本稿では人気タイトルの変化や、著しくパフォーマンスが上昇したタイトルを紹介していく。なお以下はいずれもPS4 Proではなく通常PS4との比較。解像度については、ネイティブのものを準拠としている。

フレームレート向上

まずフレームレート面で恩恵を受けたタイトルについて。『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』は、PS4では10~31fpsで変動していたが、PS5では60fps固定になっている。なめらかなプレイが楽しめる。またPS4では敵数に応じて10~60fpsで変動していた『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』は、60fps固定。ResetEraのまとめには記載されていないが、『地球防衛軍5』が処理落ちしないことも報告されており、シリーズ作品が全体的に恩恵を受けているようだ。そのほか『原神』についても、大きな恩恵を受けている。PS4では20~30fpsで変動していたフレームレートは60fps固定。1080pだった解像度も、4Kには及んでいないものの3360×2160で動作するという。


『バイオハザード RE:2』については、PS4で24~40だったfpsが60固定。解像度は1080pだったが最大1620pに対応している。新生『ヒットマン』も第一作目と第二作目ともに恩恵を受けており、PS4では基本30fpsで動いていたフレームレートは60fps固定に。解像度も1080pから1440pに引き上げられている。『モンスターハンター:ワールド』についても同様。PS4では20~40fpsで変動していたフレームレートが、60 fps固定となっている。PS4では30fpsが基本だった『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』がPS5で60fpsにて動作することも付け加えておきたい。


また昨年発売されたシリーズ最新作『シェンムーⅢ』については、PS4では解像度864pの30~50fpsで動作していたそうだが、PS5では1080pの60fpsで固定。先日話題となった 『ファイナルファンタジーXV』については、PS4では最大1080pの可変解像度、フレームレートは30fpsだったが、PS5では1080pの60fpsで動作。アクションRPGとして高い評価を獲得した『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』については、PS4では30fpsをベースとしていたが、PS5では60fps固定。解像度も最大810pであったが、1080pに引き上げられた。そのほか、大きな上昇ではないものの、『DARK SOULS III』はPS4では30fpsだったが、PS5では60fps固定。『Fall Guys: Ultimate Knockout』については、PS4では45~60fpsで変動していたが、PS5では60fpsで固定されている。



解像度向上

ここまではフレームレートの向上について紹介したが、フレームレートは向上せず解像度が上がるケースもある。たとえば『ファイナルファンタジーVII リメイク』はそのケース。同作はPS4では最大1080p解像度にて動作していたが、PS5では最大1620pで動作。一方でフレームレートは30fps固定のままである。『Apex Legends』はPS4では解像度が最大810pで動作していたが、PS5では最大1440pに。フレームレートについても、60という基本はそのままに、さらに安定度が上がったという。


ただし『Bloodborne』のように、解像度・フレームレートともにほとんど変わりのないタイトルもあるようだ。詳細については、ResetEraの当該スレッドを確認してみてほしい。そのほか、『Dream Universe』の高負荷ステージや『十三機兵防衛圏』のミサイルレインといった、PS4では重かった処理がスムーズになっているというも数多く報告されている。処理落ちが少なくなったり、ロード時間が短くなっていることなども、恩恵として留意すべきだろう。


ただしこれらのタイトルは、11月18日時点の情報で、あくまでユーザーがまとめたもの。公式な数字ではないことや、これらの数字も今後のアップデートによって変化する可能性があることを留意してほしい。PS5は11月12日より発売中。本日Amazon.co.jpで本体が入荷され、瞬く間に完売したことが報告されており、同ハードを求めるユーザーは、さまざまなショップに目を光らせることになりそうだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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