『Fall Guys』Steam版の売り上げが1000万本を突破、配信から3か月で大台達成。いたずらガチョウ『Untitled Goose Game』とのコラボも実施
PC/PlayStation 4向けに配信中のオンラインパーティーゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』について、Steam版の売り上げが1000万本を突破したことが明らかになった。
ゲームエンジンUnityを開発・提供するUnity Softwareは11月12日、2020年第3四半期の決算を発表。この中で、同期のビッグヒットタイトルを紹介し、そのひとつとして『Fall Guys』を挙げた。本作はUnityを使って開発され、またUnityが提供する運用ソリューションも活用している。そして、Steamにて配信中のPC版が1000万本以上を売り上げていると報告した。
『Fall Guys』は、今年8月にPC/PS4向けに配信。それからわずか24時間で、プレイヤー数は150万人を突破した。Steam版については、配信から1週間で売り上げ200万本を超え、さらに2週間後には700万本を突破。瞬く間に大ヒットタイトルとなった。それから約3か月経って、さらに300万本を上積みしたかたちだ。PS4版の売り上げについては不明だが、PlayStation Plus加入者向けに期間限定で無料配信され、同サービスでの月間最多ダウンロード数を記録しており、Steam版に劣らぬ総プレイヤー数となっていると考えられる。
本作は、最大60人のプレイヤーが多様なアスレチックコースを激走し、またチーム戦も繰り広げながら、最後の1人になるまで競い合うバトルロイヤル形式のアクションゲームだ。非常にシンプルなゲーム性によって誰でも楽しめ、またコミカルなキャラクターとプレイヤーを悩ませる物理演算は観戦していても楽しく、配信直後から大きな盛り上がりを見せた。
現在はシーズン2の半ばにあり、先日2.5アップデートが配信。新ステージやトラップの追加などがおこなわれた。また、さまざまなIPとのコラボも本作の魅力のひとつとなっており、いたずらガチョウゲーム『Untitled Goose Game』とのコラボコスチュームが新たに配信されている。
売り上げ1000万本の大台を突破したSteam版については、同時接続プレイヤー数の減少が続いている。配信当初は20万人に迫る勢いだったが、最近は2万人を切ることも珍しくない。配信後から徐々に減っていくことは珍しいことではなく、また約2万人という数字はSteam全体で見れば依然上位に位置する。ただ、シーズン2での追加コンテンツに対してはプレイヤーから不満の声も聞かれ、自然に減った結果とは言い切れない面もある。開発元Mediatonicは、シーズン3では追加ステージの数を増やすと宣言しており(関連記事)、さらに売り上げを伸ばすことに繋がる起爆剤を用意できるのか注目される。