『原神』Ver.1.1配信開始。都市評判システムと便利アイテム導入や、燃えた草から受けるダメージの修正など重要な不具合改善まで
中国のゲーム開発会社miHoYoは11月11日、『原神』にてVer.1.1「迫る客星」をリリースした。同バージョンアップでは、新規キャラクターの実装や新システム都市評判、便利アイテムなどが新たに登場。また、冒険ランク5以上の旅人を対象に、メンテナンスおよび不具合修正の補填として原石600個の配布も行われている。
『原神』Ver.1.1ではまず、新システム都市評判がゲーム内に登場している。都市評判は、冒険ランク25以上で、特定の魔神任務をクリアしている旅人を対象とした、地域に紐づくシステムだ。宝箱/神の瞳の収集やワープポイントの開放(世界探索)、その地域の任務のクリア(地域任務)、討伐対象を週3回まで倒す討伐懸賞、住民からのリクエストに週3回まで答える住民リクエスト、計4つの手段によって評判経験値を獲得。モンドと璃月港にいるNPCとの会話から、評判レベルに応じた報酬がもらえる。世界探索と地域任務は、すでに条件を満たしている場合には達成した状態になっており、プレイ状況によっては即座に評判レベルが2か3程度になることもあるので、まずは各都市のNPCを訪れてみるといいかもしれない。
都市評判システムの報酬として、便利な新アイテムも登場している。消費アイテムながら未発見の神の瞳が探せる風神/岩神の瞳の共鳴石や、1個あたり40樹脂をキープしておける濃縮樹脂、7日間有効なポケットワープポイントなど、地域違いのものを除き便利アイテムは全部で7種類。風神/岩神の瞳の共鳴石は各地域のLv2、そのほかLv3/Lv5/Lv6に便利アイテムのレシピがそれぞれ用意されており、貴重アイテムからレシピを使用すると合成や鍛造などで道具の作成が可能になる。
そのほか、星5キャラクター・タルタリヤの登場や祈願の更新、魔神任務第一章第三幕の実装、天然樹脂の上限調整(120から160)、装備ロック機能や図鑑の追加も行われているが、同時に大量の不具合修正や調整なども実施された。不具合のうち、目を惹くのは「燃えている草地の燃焼ダメージが世界ランクの上昇に応じて変化しない不具合」だ。
これまで、燃えた草の上で戦っても微小なダメージしか受けなかったが、アップデート後に確認してみると、世界ランク5の燃えた草からは117程度のダメージを受けた。燃えた草の上に居続けると、笑えない事態を招きそうだ。また、主人公のプロフィールボイスの追加や、各キャラクターの待機モーションの追加も行われている。
『原神』は、PlayStation 4/PC/iOS/Android向けに配信中。Ver.1.1へのパッチは、プラットフォームごとに異なるものの、PC版では12GB以上のダウンロード/インストールが行われるなど、相応に大きなものとなっている。