中国のゲーム開発会社miHoYoは11月6日、『原神』Ver.1.1における新システムの情報を追加発表した。これまでポケットワープポイント、神の瞳の共鳴石といったシステムがQ&Aなどを通して発表されてきたが、天然樹脂を保存できる濃縮樹脂も含め、新システムの一部詳細が公式サイト内で公開されている。
『原神』Ver.1.1では、まず都市評判という地域ごとの評価システムが追加される。都市評判は、各地域での任務クリアや、ワープポイント/宝箱/神の瞳などの収集、毎週3回クリアできる討伐対象の撃退、週3回まで達成できる住民リクエストによって評判が上昇し、報酬がもらえる新システム。報酬には、神の瞳の共鳴石やトレジャーコンパスの設計図(各地域ごと)、料理のレシピなどが含まれており、Ver.1.1で実装される便利アイテム群入り口としても機能する。
モンドのLv3には風捕りの瓶の設計図、Lv5には携帯式栄養袋の設計図、Lv6にはポケットワープポイントの設計図。璃月のLv3には濃縮樹脂の設計図、Lv5には仙人探しの美食家の設計図が設定されており、都市評判の上昇によって各便利アイテムが開放されるため、計画的に進めていくのがよさそうだ。都市評判は、冒険ランク25以上で、モンドは魔神任務「風を捕まえる異邦人」序章 第一幕、璃月は魔神任務「久遠の体との別れ」第一章 第二幕をクリアした旅人を対象に開放される。また各設計図を手に入れたあとは、合成か鍛造によって便利アイテムが作成可能となるようだ。
都市評判で開放される便利アイテムの一覧
——神の瞳の共鳴石(風神の瞳/岩神の瞳)
使用すると、未取得の神の瞳のおおよその位置が地図上に表示される。
——風捕りの瓶
使用すると、その場に風域を発生させる。装備中に風の種へ近づくと、最大5つまで自動的に風の種が充填される。100秒間のクールタイムがあり、戦闘中の使用はできない。
——濃縮樹脂
地脈の花や秘境のクリア後、天然樹脂を20個消費する際に使用すると、2回分の報酬が獲得できる新アイテム。公式サイト内の画像では、啓示の花への接触時、天然樹脂を使用するか、濃縮樹脂を使用するか選択するダイアログが表示されている。天然樹脂40個、モラ100、晶核1個を消費して作成できる。
——三〇式·携帯式栄養袋
あらかじめ料理をセットしておくと、バッグを開かずに料理が使用できる新アイテム。キャラクターを復活させる料理と、HPを回復させる料理がそれぞれ1種類セット可能。チーム内のキャラクターが戦闘不能なった際には、自動的に復活効果を持った料理へと切り替わる。
——仙人探しの美食家
使用すると携帯式の料理鍋を召喚し、その場で料理ができる新アイテム。300秒経過するか、戦闘状態になると自動的に消失する。
——ポケットワープポイント
現在位置に、臨時のワープポイントを生成する新アイテム。臨時のワープポイントは地図上にも表示され、通常のワープポイント同様にワープできる。持続期間は7日間、同時に設置できるポケットワープポイントは1つまで。新しいワープポイントを設置すると、古いワープポイントは消失する。
——トレジャーコンパス(地域ごと)
使用すると、一番近くにある宝箱の方向が表示される。範囲内に宝箱がない場合は5秒、通常時は30秒のクールタイムが設定されている。
便利アイテム以外では、各都市の評判がLv2に到達したあとには、採鉱地検索も開放される。採鉱地検索は、水晶の塊(冒険ランク30以降は魔晶の塊)が採掘できる採鉱地の情報を、鍛冶屋から入手できるという。公式サイトには、魔晶の塊と天然樹脂を消費して、仕上げ用魔鉱が入手できるような画面も確認できる。そのほか、マップ内から各地域の探索度が確認できる探索度システム(神の瞳/宝箱の開放などによって探索度が上昇)、装備/物産/地理/書籍/チュートリアルが確認できる図鑑システム、キャラ図鑑システムも実装予定だ。
『原神』は、PlayStation 4/PC/iOS/Android向けに配信中。また以前の発表によると、Ver.1.1「迫る客星」は11月11日配信予定だ。