探索型ホラーADV『マッドファーザー』リメイク版がNintendo Switch/Steamにて11月5日リリースへ。呪いの屋敷に住む、愚かな家族の結末


弊社アクティブゲーミングメディアが運営するインディーゲームブランドPLAYISMは10月30日、『マッドファーザー(Mad Father)』リメイク版を11月5日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)。価格は980円。Steamではすでに有料版『マッドファーザー』が配信されているが、11月5日に価格改定と共にアップデートが行われ、有料版所有者はそのままリメイク版がプレイ可能となる。
 

 
『マッドファーザー』は、屋敷に渦巻く愛と狂気に相対する探索ホラーADVだ。主人公のアヤ・ドレヴィスは、ドイツ郊外・山岳地帯の屋敷に住まう11歳の少女。彼女の住むドレヴィス邸では、毎夜人や動物の叫び声が鳴り響き、アヤの父親が何か恐ろしい実験を行っていた。アヤも、父が恐ろしい何かを行っている現実に感づいていたが、事実から目を反らし、以前のような幸せな日常を願い、日々を過ごしていた。ところが、母が死んでから1年が経過する前日。異変が発生し、化け物たちが屋敷の中を徘徊するようになってしまう。父の姿は見当たらない。アヤはたった一人、化け物の徘徊する夜の屋敷を探索することになる。
 

 
ドレヴィス邸には、チェーンソー・包丁・ハンマー・目玉の入った小瓶など、何かと物騒なアイテムが転がっている。アヤは、これらのキーアイテムを使って謎を解きながら、屋敷の中を探索。これまで目を背けてきた現実や、異変の謎が明らかになっていく。

リメイク版『マッドファーザー』では、新要素として、シナリオが大きく変化する2周目”BLOOD モード”が追加されている。同モードでは、新しい主人公の視点から、アヤの母とドレヴィス家の秘密や、金髪の少年とドレヴィス家の馴れ初め、呪われたドレヴィス家の歴史を辿るという。また、リメイク版ではグラフィックの変更・ゲーム画面のワイド化・イベントおよびマップの追加・システムの見直し・ゲームパッドへの対応・メニュー画面内へのミッション/HELP/OPTIONの追加なども行われている。
 

 
本作は元々、個人開発者のせん氏がWOLF RPGエディターで開発し、2012年にフリーゲームとして公開した作品である。2015年には小説版が刊行されるなど、フリーホラーゲームとして人気を博し、2016年にはグラフィックの改善とシナリオを追加した有料版をSteamでリリース。リメイク版は、有料版からさらに進化したものだ。Steamで有料版『マッドファーザー』を所持している場合、11月5日にアップデートが行われ、無料でリメイク版がプレイ可能となる。また、せん氏による前作『操』も含め、フリーゲーム版も継続して公開されている。
 

 
『マッドファーザー』リメイク版は税込980円で、Nintendo Switch/Steamにて11月5日配信開始予定。PlayismのTwitterでは、オリジナル缶バッジのプレゼントキャンペーンが行われているほか、Steamでは現在ハロウィンセールの対象となっており、50%オフの249円で購入できる。