映画「アンチャーテッド」主演トム・ホランド氏が、ネイサン・ドレイク姿を初披露。まもなくクランクアップか

 
Image Credit: Sony Pictures

Naughty Dogによるアクションアドベンチャーゲーム『アンチャーテッド』シリーズの実写映画主演のトム・ホランド氏が、映画版ネイサン・ドレイクの写真をTwitterとInstagramにて初公開した。シリーズ前日譚を描く映画版「アンチャーテッド」は、2021年7月16日(現地時間)の公開を予定している。


『アンチャーテッド』は、トレジャーハンターのネイサン・ドレイクの冒険を描いたアクション・アドベンチャーゲーム。2007年に1作目が発売され、現在までにシリーズ4作とスピンオフ2作が発売されている。実写映画では、1作目よりも前の若き日のネイサン・ドレイクの冒険が描かれる。今年の2月に行われたIGNのインタビューによると、映画「アンチャーテッド」は、シリーズ4作目の『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』から多くのインスピレーションを受けて制作されたようだ。

ゲームでネイサン・ドレイクの声優を努めるNolan North氏も、映画「アンチャーテッド」についてTwitterに投稿。撮影現場を見学した際のトム・ホランド氏との2ショットを公開した。「鏡を見ているようだ!」とコメントし、トム・ホランド氏にエールを送っている。


『アンチャーテッド』の映画化の企画は2008年に立ち上がるも、監督・脚本・キャスティングの度重なる変更により、長らく実現が叶わなかった。トム・ホランド氏が主演と発表されたのは2017年だが、監督のルーベン・フライシャー氏が決定したのが今年の2月。ようやく体制が整うも、新型コロナウイルスのパンデミックにより撮影スケジュールに影響が出た。

経緯を振り返ると、まず、2010年に監督にDavid O. Russell氏、ネイサン・ドレイク役にマーク・ウォールバーグ氏を起用した「シリーズ1作目をベースとする」映画化が発表された。しかし翌年2011年、David O. Russell氏が降板。後任監督のNeil Burger氏、Seth Gordon氏なども降板した。その間、脚本についても何度も白紙に戻り、2016年9月には監督・キャスト不在に伴い公開日未定となった。

約1か月後の2016年10月、Shawn Levy氏が監督に起用され、2017年1月に脚本が完成したと発表された。その後5月にトム・ホランド氏が主演に決定し、再び脚本の練り直しが行われたが、2018年に監督のShawn Levy氏が降板した。

2019年には、監督にDan Trachtenberg氏が起用されたが降板、後任のTravis Kight氏も降板した。そして2020年2月、監督にルーベン・フライシャー氏の起用が発表され、現在の体制が整った。なお、初めにネイサン・ドレイク役として発表されたマーク・ウォールバーグ氏は、最終的には主人公ネイトの師匠でもあり相棒でもあるビクター・サリバン(サリー)役として起用されることとなった。


撮影は今年3月に開始し、新型コロナウイルスの影響を受け中断を挟みながらも、まもなくクランプアップを迎えるようだ。昨日、トム・ホランド氏がInstagramのストーリーに「Last two days of shooting and it’s all love and smiles.(拙訳:最後の2日間の撮影は愛と笑顔に満ちています)」と投稿した。

映画版「アンチャーテッド」は、現地時間の2021年7月16日の公開を予定している。