レトロ風ミステリーADV『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』Nintendo Switch版が12月24日発売へ。秋田県を舞台に描かれる、復讐と連続殺人事件


フライハイワークス/ハッピーミールは10月21日、『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』をNintendo Switch向けに2020年12月24日に配信すると発表した。価格は税込2000円。PlayStation 4/Steamなどに向けても順次発売予定だという。同作は当初、2020年4月のリリースを予定していたが、2度の延期を経て、ついに発売日が決定したようだ。


『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』は、秋田県各地を舞台に連続殺人事件の謎を解明する、コマンド選択型旅情ミステリーADVだ。主人公は、勢力拡大中の特殊詐欺グループを追いかける刑事。後輩刑事にして相棒の開明寺ケンと共に、特殊詐欺グループの幹部を狙って張り込みを行い、主人公は幹部の逮捕に成功。家宅捜索の結果、特殊詐欺グループの元締めゼロの存在が明確になり、ゼロの所在を追いかけ、主人公はケンと共に秋田県へと足を踏み入れる。

地元警察の協力も得て、ゼロを追い詰めた主人公たちだったが、事件は次第に混迷を極めていく。かつて迷宮入りした残酷な事件。凍える銀鈴花と復讐の記憶。秋田のエース刑事如月や、引退間近のベテラン刑事茂木、謎の秋田美人りんといった人物も登場。主人公とケンの2人は、秋田県で連続殺人事件の真相に挑む。


本作は、2019年に第1弾『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』が発売されたミステリー案内シリーズの第2弾。前作から引き続き、キャラクターデザインを荒井清和氏が担当。ファミコン版『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』でキャラクターデザインを担当した同氏によるキャラクターたちも含めて、レトロなアドベンチャーゲームをリスペクトしたファミコン風のグラフィックで、旅情ある殺人事件が描かれる。システム面では前作からパワーアップしており、既読セリフのスキップやメッセージ表示速度の変更、高解像度フォントの追加、ギャラリー機能の追加、前作では1つだったセーブ領域の3つへの増加などが行われている。


本作を開発しているのは、前作『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』やスマートフォン向けアプリなどを開発してきた国内のゲーム開発会社ハッピーミールだ。本作では、2019年6月に開始されたクラウドファンディングの成功を経て、開発がスタート。当初は2020年4月の発売が予定されていたが、2019年末に2020年初夏へと延期された後、2020年7月に秋から冬の発売へと延期され、今回の発売日発表に至っている。CAMPFIRE内の投稿によると、新型コロナウイルスの影響もあり、進行が遅れ気味になっていたそうだ。なお、現在制作は最終局面に差し掛かったところで、一部デバッグがスタートした段階なのだという。

また、本作のテーマソングがハッピーミール グッズストアで配信されている。テーマソング2曲のmp3および歌詞のテキストファイルを収録し、価格は700円。2021年の冬から春にかけて、サウンドトラックの発売も予定されているそうだ。

『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』Nintendo Switch版は、2020年12月24日に税込2000円で発売予定。PlayStation 4/Steam版も順次発売が予定されている。