『マリオカート ライブ ホームサーキット』でコース内に犬猫の乱入が相次ぐ。コース妨害をする猫、ゲートを攻撃する猫、吠えまくる犬

任天堂は10月16日、『マリオカート ライブ ホームサーキット』を発売した。SNSにはペットと『マリオカート ライブ ホームサーキット』の戦いが多数報告されている。

任天堂は10月16日、Nintendo Switch向けに『マリオカート ライブ ホームサーキット』を発売した。「リアルとゲームが連動した、新しいマリオカート」というコンセプトのとおり、コースを設置することで自分の部屋をマリオカートのサーキットにできる本作。カメラが内蔵されたリアルのカートがセットになっており、 Nintendo Switchの映像を見ながら、マリオカートの操作でリアルのカートを家の中で自由に走らせることができる。

ゲーム内にはダッシュキノコやアカこうら、などのキャラクター・アイテムが実際の風景の上に出現。ゲーム内の障害物に引っかかるとリアルのカートも止まるなど、ゲームと現実がリンクした体験をプレイすることができる。ラジコンのように実際のカートを走らせて遊べるレースゲームとして、これまで画面の中でしか遊べなかったマリオカートの新たなアプローチと言えるだろう。

しかし、サーキットが現実に飛び出してきたことで思わぬ対戦相手に乱入されるプレイヤーもいるようだ。『マリオカート ライブ ホームサーキット』のプレイ中にペットに乱入されたという報告が、特に猫を中心にSNS上で相次いでいるのである。犬や猫には狩猟本能があり、動き回るリアルなマリオカートには身体が反応してしまうのだろう。SNSに投稿された、ペットとマリオ(ルイージ)の戦いをご紹介しよう。

『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどで知られるゲームクリエーター・桜井政博氏は、Twitterで「魔獣あらわる」という文言とともに画像を掲載。そこには動くカートに興味を示す猫と、身動きが取れず立ち往生するマリオの姿が。進路に立ちふさがる巨大な獣に対峙するマリオの背中には、心なしか緊張が走っているように見える。そのほかにもSNS上にはさまざまな動画が投稿されており、正体不明の物体へさまざまなアプローチを試みるペットたちもいた。
 

 
積極的に妨害を試みる猫もいれば、警戒した様子でじっとカートの動向を窺っている猫もいる。こちらの動画では、コース周回中に難しい表情でカートを睨みつける猫の様子が映されている。カートをけしかけられれば逃げるものの、車体がバックで戻っていくとすぐにじわじわ距離を詰め直す猫。個体差こそあれ、やはり猫にとって走り回るカートは興味を惹かれる存在であるようだ。
 

 
実況者のライバロリ氏の動画では、飼い猫とカートで遊んでいる様子を見ることができる。特筆すべきは4分35秒からの、ゲートが飼い猫にかじられているシーンだろう。『マリオカート ライブ ホームサーキット』のゲートはダンボール製。猫にとっては格好のおもちゃなのだ。ちなみにゲートが破損してしまった場合の対処法は、サポート情報として任天堂から公式に掲載されている。ゲート自体が個別にパーツ販売されているほか、印刷用PDFと市販のダンボールでオリジナルのゲートを作ることもできる。創意工夫をこらせばペットフレンドリーなゲートを自作することもできそうだ。
 

 

ライバロリ氏の動画より

 
猫だけではなく、犬の乱入報告も。海外ホッケーライターShayna氏の飼い犬たちはカートがお気に召さなかったようだ。部屋を縦横無尽に走り回る存在は、縄張り意識の強い犬であればなおのこと気に食わないものなのだろう。室内に現れた不遜な配管工によって飼い主に危害がないかを確認しているのか、吠える合間にときおり背後を見ているのがなんとも犬らしい反応に思える。
 

 
なお、公式のQ&Aには「ペットの毛が床に落ちているとカートに絡まる恐れがあります。遊ぶ前に部屋を掃除して、ペットが近づかないようにして遊んでください」という記述がある。犬や猫の乱入は、公式に推奨される遊び方ではないということだろう。抜け毛が絡まるだけならカートのメンテナンスをすることだけで事足りるが、特に長毛のペットの場合は身体とカートが接触することで毛が絡むなど、思わぬケガに繋がってしまう可能性もある。ペットと並走する遊びは楽しいが、悲しい交通事故が起こらないよう配慮しておこないたいものだ。
 

『マリオカート ライブ ホームサーキット』公式サイトより

 
『マリオカート ライブ ホームサーキット』はNintendo Switch向けに発売中だ。

Aki Nogishi
Aki Nogishi

ポストアポカリプスとドット絵に心惹かれます。AUTOMATONではFF14をメインに担当します。

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