『Apex Legends』デイリークラフトにまさかの「モザンビーク」。Respawn渾身のボケか革命か、開発者にも推される「最弱」武器


『Apex Legends』におけるクラフトローテーションに、まさかの武器が登場し注目を集めている。クラフトシステムはシーズン6で実装された新要素だ。マップ上に落ちている材料を収集し、レプリケーターと呼ばれる装置に投入することで任意のアイテムを生み出すことができる。

医療アイテムや弾薬は常時作成可能となっている一方、ラインナップには週ごとに入れ替わるものと、日ごとに更新されるものも存在。デイリークラフトには銃やアタッチメントが含まれている。レプリケーターに収録された武器は通常ドロップでは入手できなくなるため、お気に入りの武器がクラフトに選出された日は「クラフトすれば必ず手に入る」「偶然手に入ることはできない」という二律背反で悩まされることもある。

そんなデイリークラフトだが、10月15日の武器にはまさかの銃がチョイスされた。モザンビークである。いわずと知れた本作における「最弱」のショットガンで、パワーカーブの最底辺に位置する「ハズレ武器」だ。開発元のRespawn Entertainmentですら「強化の予定はない」「ネットミームを楽しみ続けるつもりでいる」などとヘタレ扱いに余念がなく、あまりの不遇ぶりからもはやマスコットキャラクター(?)として愛されポジションを確立しつつある。
 

 
そんなモザンビークがクラフト武器に選ばれた。先述のとおりレプリケーターによる武器セレクトは、「手に入りにくい武器を確実に入手できるようにする」「見つけたら嬉しい武器をドロップできなくする」というふたつの役割をもっている。しかるにモザンビークは、わざわざレプリケーターに頼らなくとも容易にその辺で拾うことができる。なおかつ見つけたら嬉しいかと聞かれれば、いわぬが花である。したがって「クラフトに収録されるモザンビーク」はなんともシュールな絵面となっており、ネットでも「運営の盛大なボケなのでは」「一生レプリケーターから出てくるな」など散々ないわれようとなっている。

なんとも居心地悪そうにラインナップされているモザンビークだが、実は必ずしもウケ狙いチョイスされているわけではなさそうだ。というのも注目したいのは、モザンビークと同時にクラフトすることのできるアタッチメント。そのうちひとつがハンマーポイント弾である。先月話題となった、モザンビーク最弱脱却の鍵を握るともいわれるホップアップだ(関連記事)。

新シーズンでの強化も相まって、ハンマーポイント弾を装備すればモザンビークも戦力になりうるという説が浮上している。同じくラインに加わっている紫色のショットガンボルトも、やはりモザンビークを戦力として運用せよと暗に示している感が拭えない。なお海外掲示板Redditでは、「モザビにハンポがめっちゃ良い近距離武器だと思ってるのって自分だけ?」との書き込みに、ゲームデザイナーのAmusedApricotことDavid Bocek氏がコメント。「誰もシールドを失ってからワンショットキルされるとは思っていません。驚いたプレイヤーたちがリプレイ映像を見て、モザンビークに倒されたのだと悟る瞬間というのは格別です。ベストではないけどお気に入りのひとつです」と寄せている。
 

 
ところで、かならずしもモザンビークの軍門に下らずとも、今日のクラフトは十分に利用価値がある。ハンマーポイント弾だけをクラフトし、武器は周辺で容易に拾えるP2020にするのもひとつの手だろう。爆速のリロード速度を武器にホップアップを装着すれば、シールドのない敵を2〜3発でキルできる威力を発揮。アーマーを割るメイン武器と同時にサブ武器として運用するのがおすすめだ。モザンビーク同様のカーストながら影の薄いP2020を、ぜひ愛してあげてほしい。