『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』Ver.9.0.0配信開始。スティーブ/アレックスの参戦や、ファイター調整が実施


任天堂は10月14日、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の更新データVer.9.0.0を配信した。本アップデートでは、新ファイターとして新たに「スティーブ/アレックス」が参戦するほか、ゲームバランスの調整やクリーパー/ボンバーマン/トラヴィスといったMiiファイターコスチュームの追加も行われている。


Ver. 9.0.0で『マインクラフト』から参戦したスティーブ/アレックスは、戦闘中に素材を入手し、クラフトによってさまざまな道具を作成して戦うかなり特殊なファイターだ。通常必殺ワザに3種類の技が搭載されており、地上では採掘、空中ではブロックの生成、作業台の近くではツールの作成をそれぞれ実施。採掘によって素材を手に入れ、対応した素材を使ってブロックやトロッコの生成、作業台でのツールのアップグレードなどを行っていく。火打ち石や金床、溶岩、溶岩ブロック、TNTを使った攻撃もあり、『マインクラフト』らしい要素が豊富に用意されていることもスティーブ/アレックスの特徴だろう。なお作業台には耐久力があり、破壊されてしまうこともあるが、シールド中に必殺ワザを使用すると作業台を近くに呼び出せるようになっている。

またブロックは生成可能な範囲がステージを中心に限定されており、ステージ上でもすぐに壊れるものの、ブロックを生成しながら歩くことも可能。ブロックを崖上に設置しての復帰阻止や、TNTを崖から落としての復帰阻止など、ワザの応用の幅は広そうだが、リーチの短さや癖の強さもあり、使いこなすには研究が必要かもしれない。

本アップデートでは、26体のファイターに対して調整も行われている。複数の項目に渡って変更が行われたのは、ネス/アイスクライマー/ソニック/ルカリオ/クッパJr./シモン/リヒターの7体。ネスは通常必殺ワザと下空中攻撃の出るタイミングが早くなっているほか、上強攻撃と上投げの攻撃力が上昇。アイスクライマーは、ナナが受けるダメージが小さくなり、ナナのふっとぶ距離が縮み、AI挙動が調整されているなど、ナナの挙動を中心に調整されている。ソニックの上スマッシュ攻撃の無敵持続が増加や、ルカリオの波動で強化される攻撃力の最大値上昇も行われている。

また、一部のワザが連続ヒットしやすくなるよう調整されているファイターが多数いるほか、モナドアーツ「シールド(盾)」使用時のシュルクがふっとびやすくなったり、リドリーの上必殺技による着地時の攻撃判定が地上にだけヒットするように。一部の百列攻撃/百列フィニッシュが相殺しないよう変更されたファイターも複数存在する。


スティーブ/アレックスは、3300円のファイターパス Vol. 2を所持しているか、662円の単体セットを購入すると使用可能に。クリーパーやブタ、トラヴィス/ボンバーマン/ギルといったMiiファイターコスチュームも登場している。また、一部ルールにおけるジャストシールドの硬直時間の修正や、ゲームが快適に遊べるようにいくつかの問題の修正も行われている。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は、Nintendo Switch向けに配信中だ。