『バイオハザード』シリーズを原作とする実写映画のリブートが製作決定。1998年のラクーンシティを舞台にオリジナルの物語が展開
カプコンは10月6日、映画版「バイオハザード」のリブート計画が進行中であることを明かした。1998年のラクーンシティを舞台としたオリジナルストーリーが展開。 全世界興行収入総額12億ドルを超える前作の大ヒット実写映画シリーズから一新、 ゲーム『バイオハザード』の世界観に重きをおいた完全に新しい映像作品となる。2021年の公開を目標としているという。
本作を製作するのはコンスタンティン・フィルム。 脚本・監督には「海底47m」等のヨハネス・ロバーツ氏を迎える。キャストとしてはクレア・レッドフィールド役を「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」のカヤ・スコデラリオ氏が務める。ジル・バレンタイン役に選ばれたのはハナ・ジョン=カーメン氏で、「アントマン&ワスプ」でも知られる。クリス・レッドフィールド役をロビー・アメル氏(代表作「アップロード」)、アルバート・ウェスカー役をトム・ホッパー氏(代表作「アンブレラ・アカデミー」)がそれぞれ演ずることになる。またレオン・S・ケネディ役にはアヴァン・ジョージア氏(代表作「ゾンビランド:ダブルタップ」)、ウィリアム・バーキン役にはニール・マクドノー氏(代表作「Yellowstone」)が抜擢されている。
発表に際しロバーツ氏はニュースリリースでコメントを発表。オリジナルのゲーム第1作目と第2作目をプレイした当時に味わった心の底からの恐怖を、 今回の映画で再現したいとの意欲を明らかにした。同時に、 寂れたアメリカの小さな町で起こる現実味ある人間ストーリーを描く事で、 現代の観客にとって、 身近で共感できる作品にしたいと語っている。またプロデューサーのロバート・クルツァ―氏もシリーズへの思いを語っており、数多のゲーム作品と6つの映画作品やファンの創作を経て、1998年のラクーンシティと洋館に立ち返る必要を感じていた旨を伝えた。
『バイオハザード』関連の映像作品はここ最近で新作の発表が続いている。8月にはNetflixが新作テレビシリーズの製作を発表し、「スーパーナチュラル」で製作総指揮を務めたアンドリュー・ダブ氏が担当。14歳の双子ジェイド・ウェスカーとビリー・ウェスカーを主役にすえた作品となることが伝えられている(関連記事)。また先月末にも、レオンとクレアが主人公の連続CGドラマ「バイオハザード:インフィニット ダークネス」Netflixにて全世界独占配信されることが明かされたばかり(関連記事)。製作および監修はカプコンが担当しており、多数の『バイオハザード』シリーズに携わる小林裕幸氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務めることが明かされている。
2021年に発売25周年を迎え、最新作『バイオハザード ヴィレッジ』の発売も控える『バイオハザード』シリーズ。作品世界はまだまだ拡張されていきそうだ。