『Elite Dangerous』のDLCシーズンパス「Horizons」が10月末に無料化決定。購入者には限定ペイントをプレゼント
Frontier Developmentsは9月30日、現在運営中であるMMOスペースフライトアドベンチャー『Elite Dangerous』における、DLCシーズンパス「Elite Dangerous: Horizons」を10月27日より無料化することを発表した。『Elite Dangerous』本編に、統合される形だ。プレイヤーはシーズンパスを購入せずとも追加コンテンツにアクセス可能となり、それに伴ってシーズンパスの販売は終了となる。これは現在対応しているプラットフォームPC(Steam)海外Xbox Oneと海外PlayStation 4すべてに適用される。なお既に購入したユーザーに向けては作中すべての艦船で使用可能な限定ペイントが配布されることになっている。
『Elite Dangerous』は、1984年にリリースされた『Elite』というゲームが持つ「艦船に搭乗し広大な宇宙を旅しながら交易や戦闘をする」スタイルを下地に、一人称視点フライトシミュレーターゲームと現代的なMMOアドベンチャーゲームの要素を融合、発展させた作品である。システムとしては天の川銀河全域を舞台としたオープンワールドと、自由度の高いフリーシナリオのような形式を採用しており、ゲーム開始直後から完全に自由行動が可能。愛機をカスタマイズし物語へ積極的に取り組むもよし、銀河中に交易網を張り巡らせるもよし、未知の惑星を探索するもよし、海賊行為に手を染めるのもいい。遊び手による幅広いプレイングが可能というところに特徴がある。2016年にはOculus Riftのローンチタイトルとして本作のVR HMD対応版が発売され、VRと親和性の高いゲームとして一定の評価を受けている。
今回無料化されることとなった有料DLCシーズンパス『Elite Dangerous: Horizons』は29.99ドルで販売されていた。協力プレイ要素を中心に、新たに探査可能な惑星やミッション、ストーリーイベント、艦船や地上を動けるモービル、そしてマルチクルーやクラフトなど新システムを追加する拡張コンテンツとなっている。継続してさまざまなコンテンツが追加されたことも特徴だ。
なお現在、さらに新たなコンテンツを追加する有料シーズンパスDLC「Elite Dangerous:Odyssey」が2021年早期の発売に向けて開発中だ。新惑星や新ミッション、アイテムの追加はもちろんのこと、大きなアップデートとしては一人称視点で惑星を探索する要素が追加されるという。日本時間で10月2日 午前3時には、『Elite Dangerous』Twitchチャンネルにて、現段階における開発状況を発表する番組が放送される。遅い時間にはなってしまうが、プレイヤーの方はぜひ御覧になってみてはいかがだろうか。
『Elite Dangerous』は3520円で、国内向けにはSteamから発売中。ちなみに本作は日本語に対応していない。ゲームを始めるにあたって、専用アカウントの作成など、いくつか段階を踏む必要があるため注意が必要である。