スクエニ『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』に、“クリア困難”な待望の新難易度を導入するver1.1.0アプデ10月中旬配信へ

 

スクウェア・エニックスは9月30日、『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』向けアップデートver1.1.0を10月中旬に実施すると発表した。実施日はPS4およびNintendo Switch版が10月14日で、Steam版は10月15日。待望の新難易度を追加する、無料アップデートだ。

ver1.1.0では、新難易度のノーフューチャーを追加。クリアが非常に困難になる難易度だという。「強くてニューゲーム」時のみ選択可能で、レベルは1に初期化。戦いにおいては縛りが生まれ、一部アビリティが装備不可になるほか、戦闘中に使用できるアイテムが3個に制限。ボス戦では制限時間が設けられ、一部ボスにおいては攻撃範囲表示が短くなるという。


かなり戦いが厳しくなるが、必ずしも制限ばかりではない。虹色アイテムの種から同名の高性能装備が出る可能性が生まれるほか、リンクアビリティとして、操作していない味方が戦闘不能にならずHP1で耐える「聖剣の導き」と、バトル勝利時に味方HPが100%回復されるという「聖剣の導き II」が追加される。言い訳無用、万全の状態でシビアな殴り合いができるようになるのだろう。ノーフューチャークリア後のストーリーを最後までプレイすると、限定アイテムラビのスリッパが手に入る。フィールドやダンジョン内のモンスターとエンカウントせずに済む、便利アイテムだ。


そのほか、難易度としてはベリーハードも追加される。こちらも強くてニューゲーム時のみ選択可能。基本のカットシーンのほかにも、クラスチェンジ演出やスタッフロールもスキップできるようになる。クラスリセット後や強くてニューゲーム時に、クラスチェンジしたことのある衣装を引き継げるようにできる仕様へと変更。そのほか、マップに新規の女神像が追加されるそうだ。

『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』は、今年4月24日に発売されたアクションRPG。スーパーファミコン向けに発売された『聖剣伝説3』を、Unreal Engine 4を用いてフルリメイクした作品だ。本作では、6 人のキャラクターの組み合わせによって物語の展開が変わる、トライアングルストーリーシステムを導入。新たにキャラクターボイスが収録され、パーティーメンバーによって会話パターンは変化。バトルシステムは再構築され、4段階の難易度選択や全回復機能、4種類のショートカットを登録できる便利機能も搭載されている。

同作は丁寧に『聖剣伝説3』をリメイクした作品として、高い評価を獲得。売り上げにおいても期待を上回ったと、スクウェア・エニックスが第1四半期決算説明会にて語っていた(関連記事)。『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』は非常に評価が高いものの、難易度についてはより歯ごたえのあるものが求められていた。そうした声に応える今回のアップデートは、『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』開発陣が発売前体験版から見せていた、ユーザーの声を傾聴するスタンスを体現していると言えるだろう。

『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』は10月中旬より、各プラットフォームにて30%オフのセールが実施される予定。あわせて、本日より発売25周年を記念した人気投票が実施されている。10月14日まで投票が受け付けられているので、票を投じてみるのもいいだろう。