ローグライク+見下ろしアクション『アブセンテッドエイジ』Steamなどで10月15日配信開始予定。戦闘と探索でローグライクとアクションが切り替わる

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個人開発者のterunon氏は9月25日、『アブセンテッドエイジ(AbsentedAge:アブセンテッドエイジ ~亡霊少女のローグライクアクションSRPG -幽玄の章-)』のDL体験版をDLsiteにて公開した。体験版はSteamでの公開も予定されているほか、RPGアツマールでのブラウザ版も公開されている。

『アブセンテッドエイジ』は、ローグライクと見下ろし視点のアクションを織り交ぜたゲームだ。本作の舞台は、禁領なる場所が存在する世界。禁領とは、人が何かを忘れた時に生じる心の欠片で構成された忘却の吹き溜まりであり、禁領にある心の欠片が、誰かの感情の変化やアイデアを生む際など人々の心に影響を与えてきたという。しかし現在の禁領には、心の欠片を食らう怪異が存在し、禁領から心の破片がなくなることで、人間から創造性が失われようとしていた。主人公は、実体と記憶を失い、気づけば禁猟に立っていた幽霊少女。世間では事故によって死亡扱いになっている彼女が、記憶の断片を取り戻したことで親友や茶道バンド部の仲間のことを思い出し、心の欠片を求めて禁領を探索する。


主人公が探索する禁領は、心の欠片を食らう怪異・ゲンガー以外にもモンスターたちの徘徊するランダムに構成されるダンジョンである。フロア内には、武器を含めた装備品と、複数回使えるタクトや使い捨ての楽譜といった使い捨てのアイテム群が落ちており、主人公のスキルも活用しつつ禁領の奥を目指して進んでいく。要するに、本作の大枠はローグライクのシステムに則っている。

特徴的なのは、戦闘中以外の行動がアクションゲームとして描かれることだ。フロア内では、主人公がその場で立っている間にも時間は進んでおり、能動的に敵の攻撃を避けたり、その隙を突いて攻撃を叩き込んだりなど、アクションゲームとしてプレイできる。敵への攻撃も含め、敵と接触するとローグライク風のターン制戦闘へ以降。敵を全滅させるか、主人公が倒れるまで戦闘が継続し、戦闘が終われば、再びアクションへと戻る。ローグライクなシーンとアクションなシーンが、接敵後とそれ以外で切り替わるわけだ。

所持数制限によるアイテムの取捨選択、複数の耐性を持った難敵、ダンジョン内に存在するベルを鳴らすことで増減する危険レベルといった要素も搭載されている。また、恒久的に主人公を強化できるスキルツリーや、同じ装備品を拾うと自動的に合成されて装備品の熟練度が上がる仕組み、ダンジョン内で倒れても熟練度が維持される仕様によって、少しずつクリアに近づけるようになっている。


本作を開発しているのは、「RPGツクールMV」製のローグライクアクション&RPG『エイリアスエイク』や「RPGツクールMV Trinity」のサンプルゲームなど、フリーゲームの公開や作曲活動などを行ってきたterunon氏。本作については、依代の章に続く前編であり、2018年と2019年のエイプリルフールには本編とストーリーの異なるデモ版も公開されている。また制作には「RPGツクールMV」が使用されている。

アブセンテッドエイジ』は、Steam/DLsiteにて1320円で10月15日配信開始予定。リリース時にはセールも予定されているほか、販売サイトごとの追加装備も2種類ずつ検討されているようだ。

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