実写ドラマ「返校」12月5日よりNetflixにて全世界独占配信決定。台湾ホラーゲーム原作の30年後を描く新たな悲劇の物語

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Netflixは9月28日、台湾ホラーゲーム『返校 -Detention-』を原作とした実写ドラマ「返校」を12月5日より全世界190か国で独占配信することを発表した。日本時間で毎週土曜22時に配信され、全8話にて構成される。

『返校 -Detention-』はRed Candle Gamesが開発を手がけたホラーパズルアドベンチャーだ。1960年代台湾の山奥にある学校が舞台で、主人公はある出来事をきっかけに校内に閉じ込められてしまう。怪異が跋扈する異世界と化した校舎をさまよううちに、やがて過去に起きた惨劇の秘密が明らかになる。道教文化や台湾の怪談をモチーフに、当時の政治的弾圧も絡めた重厚なストーリーが特徴だ。

2019年には映画化も果たしており(関連記事)、観客動員数は公開24日間で100万人を突破。興行収入は約2億6000万台湾元(約9億5000万円)を達成するなど大きな反響を呼んだ。中華圏の映画の祭典「第56回ゴールデン・ホース・アワード」にて「ベスト脚色賞」ほか5つの賞を受賞したほか、優れた台湾映画を表彰する「第22回台北映画奨」でも最高賞のグランプリ(百万首奨)を含む最多6冠を制した。

Image Credit :東森電視


台湾公共テレビ(PTV)が手がけるドラマ版は今年7月より製作が発表されていた。原作と同じ「翠華中学」を舞台としつつ、時代を30年後の1990年代に移してダブルヒロインの物語が展開される。転入生の少女リウ・ユンシャンは校内の立入禁止区域に迷い込み、封印されていた女子生徒の幽霊ファン・レイシンと出会う。両者を演ずる女優はオーディションより選ばれたという。

新たなストーリーでは原作の登場人物の背景を掘り下げるほか、土着信仰の描写もより深く描かれる。ティザー映像からは土地の神様「城隍爺」の神像や道士による法会、日本のこっくりさんに似た「筆仙」召喚などのシーンが確認でき、台湾民俗に深く根づいた演出が盛り込まれているようだ。

公共テレビのプロデューサーYu Beihua氏は台湾の文化的なポテンシャルを国際マーケットに持ち込み、産業として確立していきたいと述べている。またプロデューサーのLin Shiken氏は、「返校」が権力による抑圧の時代を描いていることを強調。デジタル民主主義の時代において、Netflixのネットワークを通じ、台湾独自の歴史を世界に届けられることに意義を見出している。同じくプロデューサーのLin Yiling氏も、Netflixが国際的に展開するコネクションを通じ、台湾産IPを通じてより現地への理解が広まることを望んでいるとのことだ。

実写ドラマ「返校」は12月5日よりNetflixにて配信開始。日本時間で毎週土曜22時に配信され、全8話の予定となっている。また原作『返校 -Detention-』は、国内では弊社アクティブゲーミングメディアのPLAYISMより、PC(Steam/PLAYISM)/Nintendo Switch向けに販売中だ。冬に先駆け、予習・復習としてプレイしてみてはいかがだろうか。

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