『No Man’s Sky』で「双子の星」発見される。ジェットパックでの惑星間ジャンプや雪だるま惑星など珍景が見つかる

 

今週大型アップデートが配信された『No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)』にて、早くもユニークな発見があった。3.0となるアップデート「ORIGINS」では、自動生成の星々をさらに多彩にする要素が目白押し。新たな地形・天候・生物種など数々の変化がもたらされた。さらに銀河系における惑星生成も進化を遂げており、二連星・三連星といった特殊な星々が生み出されている。

海外掲示板Redditユーザーのo0BaBaBoOeY0o氏が発見したのもそうした連星の1組。ただしふたつの惑星はきわめて接近しており、間の距離はわずか1000u。氏が片方の惑星に着陸したところ、地平線の上にもうひとつの地平が反転して伸びる幻想的な景色が広がっていた。o0BaBaBoOeY0o氏は異例の惑星間移動を敢行。宇宙船を使わず、身ひとつにジェットパックのみでもう一方の惑星に飛び移る大ジャンプに挑戦した。さすがに肉眼で見るよりは遠く時間がかかったものの、ジェットの推進力も利用しながら見事に向かいの惑星への着陸に成功した。途中で大気構成が変わる瞬間などは興味深い映像だといえるだろう。

双子星が見つかった一方、いわば「シャム双生児」の惑星も発見されている。Redditユーザーのpineapplenate氏は、ふたつの惑星が近づきすぎて「めり込んでいる」状態の連星を発見した。やや小さな惑星が大きな惑星にくっついた状態はさながら雪だるまのような姿だ。海外メディアPC Gamerの記者は報告があった連星に向けて取材を実施。先達と同じく惑星間大ジャンプにチャレンジしている。距離が近いぶんこちらの方が簡単そうだが、大気構成による視認性の悪さから苦戦しているようだ。試行錯誤のすえ、こちらの惑星でも大ジャンプは「可能」という結論が下されている。

「くっつき星」の出現自体は数年前から確認されていたものの、それらはModを入れたことによるグリッチの産物だった。今回はRedditユーザー・PC Gamer記者双方の環境で同じ双子星が確認されていることから、自然発生した可能性が高いといえるだろう。『ノーマンズスカイ』といえば、変わり種惑星のシェアもコミュニティを盛り上げた一因だ。惑星生成のバリエーションが多彩となったアップデート「ORIGINS」の実装をきっかけに、まだまだ新発見が出現するかもしれない。