ドット絵ミステリーアドベンチャー『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』iOS/Android向けに無料配信開始。1980年代を舞台に描かれる、首なし殺人事件

カシウマラボは9月1日、『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』をiOS/Android向けに配信開始した。

国内のインディーゲーム制作ユニットであるスカシウマラボは9月1日、『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』をiOS/Android向けに配信開始した。プレイ料金は無料。推理パートで答えを間違えると、広告が表示される仕組みになっている。


『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』は、首切り殺人事件の真相を解き明かす、シンプルな短編ミステリーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、1981年から1982年にかけて、首のない電柱に吊るされた死体が2件見つかったH県K市。1983年の同市内では、首のない身元不明の死体が吊るされた状態で発見。未だ血の滴る河川敷には、何やら意味ありげなシンボルも描かれており、本庁からやってきた警部・和階堂は市内で事件を追いかけることになる。


和階堂警部は、死体や現場の調査や、現場にいる警官や事件関係者への聞き込みによって、事件の真相に迫っていく。調査を進めていると、事件に関連するキーワードが手に入る。さらにキーワードをセットした状態で関係者に話しかけると、新たな証言やキーワードが得られ、この繰り返しで証言を集めるわけだ。また調査によって事件に関連する証言を一定数集めると、これまでに集めた情報を整理する推理パートへ移行。推理パート終了後には、新しい場所へ訪問可能となり、事件の真相が少しずつ判明していく。

プレイ時間は1時間ほど。死体は誰なのか、なぜ首が切断されたのか、誰が殺したのか。ドットで描かれた首なし死体を巡る事件は、シンプルでありながら、ツボを抑えた内容になっている。推理を間違えると広告が表示される仕組みや、その場所の情報を全て取得済みか確認できるシステム、総当りでの調査にも対応している。

本作を開発したスカシウマラボは、takaoka氏とハフハフ・おでーん氏による開発ユニット。落ち武者の首を狩るゲーム『サムライ地獄』をiOS/Android向けに配信しているほか、ハフハフ・おでーん氏は『World for Two』にもグラフィックとして参加している。また、リリース告知ツイートが3000RTを超えると、同ユニットの次回作がリリースされるという。

『和階堂真の事件簿 – 処刑人の楔』は、iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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