オープンワールドアクションRPG『原神』PS4版も9月28日リリースへ。PC/スマホ版と同日に正式配信決定


中国のゲーム開発会社miHoYoは8月29日、『原神(Genshin Impact)』PlayStation 4版を9月28日に配信開始すると発表した。基本プレイ料金は無料。先日の発表ではPC/iOS/Android版が9月28日配信開始予定とされていたが、PlayStation 4でも同日から本作がプレイできるようだ。また、本作についてはNintendo Switch版のリリースも予定されている。

『原神』は、7つの元素のある世界をキャラクターを入れ替えて冒険する、オープンワールドアクションRPGである。舞台になるのは、大昔に人間が神に祈りを捧げ、元素を操る力を手に入れた幻想世界テイワット。主人公は、これまでさまざまな世界を渡ってきた双子の兄、あるいは妹だ。彼らがある世界を旅していた時、目の前に天理の調整者を名乗る何者かが現れ、片方をどこかへと連れ去り、もう片方も力を失ってしまう。力を失った主人公は、世界を渡ることもできないためテイワットを旅することに。

湖に浮かぶ都市モンド、オリエンタルな空気の漂う璃月港、テイワットに隠された古代の秘密。旅人は7柱の神々を探し、仲間と共にボスやギミックの待ち受けるフィールドを巡る。双子が再会し、世界の謎が神の目によって解き明かされた時、彼らはどこへ向かうのだろうか。また、本日公開されたストーリームービーでは、双子の片割れの視点が描かれている。天理の調停者に連れ去られたはずの旅人は、何やら暗躍しているようだ。

テイワットには、火や水、雷や氷といった元素が存在しており、キャラクターたちはそれぞれ元素が操れる。元素は、火の元素は草木を燃やし、氷の元素は水を凍らせるといったように、フィールドやギミックに作用する。また、水の元素によって濡れた敵に火の元素を使って水を蒸発させたり、凍結した敵に雷に雷を当てて蒸発させたりなど、複数の元素を入れ替えて使うと追加効果やダメージが発生。各キャラクターには、それぞれアビリティと元素が設定されているので、キャラクターを入れ替えながら冒険を進めていくこととなる。

フィールド上にはボスやギミックが用意されているほか、ダンジョンやサイドクエストも搭載されている。CBTにおいてはいわゆるガチャが採用されており、クエストの進行以外にガチャを通じてキャラクターが仲間に加わるようになっていた。また、7月に開催されたファイナルCBT向けのFAQによれば、PlayStation 4版を含め異なるプラットフォームとのマルチプレイに対応。一方、ファイナルCBTではPC/iOS/Android間のユーザーデータの共有に対応していたものの、PlayStation 4版は他のプラットフォームとデータの共有ができない仕様になっていたようだ。


本作を開発しているmiHoYoは、アニメ調の3Dキャラクターやアクションから好評価を受けているスマートフォン向けアクションRPG『崩壊3rd』を配信中の中国のゲーム開発会社。先日の正式リリース日発表の際には、PC/iOS/Android向けの事前登録が開始されていたが、本日からPlayStation 4向けの事前登録もスタートしている。

PlayStation Blogによると、PlayStation 4版では序盤に役に立つ武器「降臨の剣」と、PlayStation限定デザインのグライダー「降臨の翼」が、リリース直後にプレイすることでプレゼントされる。また、PlayStation 4版では出会いの絆2個やゲーム内通貨15万、素材や料理といったゲーム内通貨やアイテムを収録したアドベンチャースターターパックが、税込1210円で9月28日までの期間販売される。

原神』は、PlayStation 4/PC/iOS/Android向けに、基本プレイ無料タイトルとして9月28日配信開始予定だ。