任天堂は8月26日、「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.8」を放送。この中で、インディー開発者Adam Robinson-Yu氏が手がけた『A Short Hike』のNintendo Switch版が、9月24日に配信されると発表した。
『A Short Hike』は、とある島でのハイキングをテーマにしたアクション・アドベンチャーゲーム。都会に暮らす主人公の小鳥クレアは最近悩みを抱えており、それを気にかけた母親の勧めもあり、夏休みを利用して叔母が暮らす島を訪れる。そこは携帯の電波も届かない、自然豊かな田舎だった。そして叔母から島の山頂ホークピークの話を聞いたクレアは、気晴らしにハイキングに出かけることにする。
島はオープンワールドで表現されており、山頂を目指すという目標はあるものの、何をするのもプレイヤーの自由。島にはほかの島民やハイカーもおり、彼らと出会い会話を楽しんだり、川で釣りをしたり湖を泳いだり、あるいはボートに乗ったり穏やかな風景をただ楽しんだりと、さまざまなアクティビティが用意されている。鳥であるクレアは滑空が得意のため、空を優雅に飛ぶもの良いだろう。そして島の人々との触れ合いなどを通じてクレアは成長し、山を登れる範囲も広がっていく。島の人々はみな暖かく接してくれ、ほのぼのとした雰囲気を堪能できる作品である。
PC向けに発売され高い評価を得た本作であるが、PC版は日本語非対応（有志による非公式日本語はあり）。今回晴れて日本語対応を果たすという意味でも、めでたい発表となった。『A Short Hike』のNintendo Switch版は、9月24日に配信予定だ。
【UPDATE 2020/8/27 11:55】
弊誌が開発者のAdam Robinson-Yu氏に確認したところ、Nintendo Switch版の国内発売日である9月24日には、Steamなどで販売中のPC版向けにも公式に日本語対応をおこなう予定とのことだ。
