『ライザのアトリエ』が累計出荷数50万本を突破。「アトリエ」シリーズの出荷数最高記録をさらに更新

 

コーエーテクモゲームスは8月26日、『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』の全世界累計出荷本数が50万本を突破したと発表した。同作では、2020年2月14日に累計出荷数35万本の突破を報告。4月28日には世界累計出荷数42万本も超え、「アトリエ」シリーズにおける出荷数最高記録を達成していたが、発売から約11か月の期間を経て出荷本数が50万本に到達したようだ。同作のキャラクターデザインを担当するイラストレーター・トリダモノ氏による描き下ろしイラストも公開されている。

『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam/DMM GAMES)向けに2019年9月26日(PC版は10月29日)に発売されたアトリエシリーズ21作目だ。主人公のライザは、クーケン島で暮らす普通の少女。娯楽や変化の少ない日常に退屈しており、仲間と共に夢を語ったり、村の外に出かける計画を話し合う日々を過ごしていた。ある日、立ち入り禁止の島の対岸へ出かけたライザと仲間たちは、錬金術を使う青年と遭遇。ライザたちは、錬金術との出会いによってクーケン島に迫る驚異に立ち向かい、田舎を舞台にした等身大の青春や、一夏の冒険が描かれていく。

「アトリエ」シリーズとしては、光と影の表現を用いた進化したグラフィックを採用。また、発表時から主人公ライザのキャラクターデザインがSNS上などで話題となっていたことや、Steamでは3500件以上のユーザーレビューにより非常に好評を獲得している。ユーザーからの評価も売上を後押ししているだろう。

コーエーテクモゲームス 2016年3月期 決算説明会資料より


本作では累計出荷数50万本を突破し、「アトリエ」シリーズにおける出荷数最高記録も更新しているが、近年の「アトリエ」シリーズの売上と比べても50万本は大きな売上であるようだ。コーエーテクモゲームスの決算説明会資料によると、2012年にリリースされた黄昏シリーズ1作目『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』(PS3)の売り上げが12万本(2013年3月期第2四半期決算説明会資料)、2013年リリースの黄昏シリーズ2作目『エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜』(PS3)が10万本(2014年3月期第2四半期決算説明会資料)、2014年リリースの黄昏シリーズ3作目『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜』(PS3)が8万本(2015年3月期第2四半期決算説明会資料)、2015年発売の不思議シリーズ1作目『ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜』(PS4/PS3/PS Vita)が17万本(2016年3月期 決算説明会資料)とされている。単純な比較はできないものの、11か月で50万本を突破した本作が「アトリエ」シリーズにおいて大きなヒットであることは間違いないだろう。

『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』のスクリーンショット


ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam/DMM GAMES)向けに配信中だ。また、ライザが主人公を継続し、3年後の冒険が描かれる続編『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』がPlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けとして2020年12月3日(Steam版は2021年1月)に、通常版税込8580円で発売予定。さまざまな特典の付属するプレミアムBOXやスペシャルコラボボックスの販売も予定されており、各販売店では店舗特典も付属。現在予約が受付られている。