オープンワールド『原神』PC/iOS/Android向けに9月28日配信へ。広大な世界を進むアクションRPG

記事内の画像はトレイラーよりキャプチャ

中国のゲーム開発会社miHoYoは8月18日、『原神(Genshin Impact)』をPC/iOS/Android向けに9月28日に正式リリースすると発表した。本作は、PlayStation 4およびNintendo Switchでのリリースも予定されているが、PlayStation 4版の正式リリース日は後日公開される予定だ。またApp Store内の記述によると、本作は基本プレイ無料タイトルとして配信される。

『原神』は、元素を持ったキャラクターたちを切り替えつつ、広大な世界を旅するオープンワールドアクションRPGである。舞台となるのは、かつて神々に祈りを捧げ、元素を操る力を人が手に入れたという幻想世界テイワット。主人公となりえるのは双子の兄、あるいは妹。彼らはこれまで2人でさまざまな世界を巡ってきたのだが、ある時天理の調停者を名乗る何者かが彼らの目の前に現れ、片方を連れ去ってしまう。取り残されたもう片方も力を失っており、主人公はテイワットを巡って7柱の神を探し、世界の謎を解き明かすことになる。


テイワットには、水や火、雷、風といった7つの元素が存在する。元素は、オープンなフィールド上にある草や敵を燃やしたり、燃えた敵に水をかけて蒸発させたり、濡れた敵に冷気を使って凍結を起こしたり、凍結した敵に雷を当てて超電導を起こしたりなど、オブジェクトや敵の状態に応じて反応が起こる。

火の元素を扱う偵察騎士の少女アンバーや、雷の元素を扱う西風騎士団の司書リサ、氷の元素を扱う西風騎士団のガイアなど、各キャラクターにはそれぞれの元素が設定されており、キャラクターを切り替えて複数の元素を組み合わせることで戦闘が有利に進められる仕組みだ。ストーリー進行上で仲間になるキャラクターもいるほか、CBTではいわゆるガチャが搭載されており、キャラクターや武器がガチャから登場するシステムになっていた。


また、フィールド上では滑空や崖を登るアクションもあり、元素とアクションを使って広大なフィールドを冒険する。湖に浮かぶファンタジー風の都市モンドや、オリエンタルな雰囲気が漂う璃月といったさまざまなロケーション。フィールド上に待ち受けるボスとの戦いや、元素を使ったギミック。3Dで表現された探索しがいのある世界と、アニメ調で描かれたキャラクターたちも、本作の魅力だろう。なお、7月に開催されたファイナルCBT向けのFAQによると、本作はPC/iOS/Android間でのユーザーデータの共有に対応。異なるプラットフォームでのマルチプレイ(クロスプレイ)にも対応しており、CBTではフィールド上やダンジョン内で他の旅人と冒険が繰り広げられるようになっていた。

本作を開発しているmiHoYoは、『崩壊3rd』を配信中の中国のゲーム開発会社。同作は、可愛らしい3Dのキャラクター崩やアクションが好評を得ているiOS/Android向け3DアクションRPG だ。『原神』リリース日の発表にあわせて、公式サイト内では本作の事前登録が開始されており、登録者数が300万を突破すると出会いの縁6個を含めたゲーム内アイテムが全サーバーの旅人へ贈られる。またYouTube登録者数やTwitterフォロワー数に応じたプレゼントや、リリース当日までにフレンドがシェアしたリンクから公式サイトを開くと抽選でプレゼントがもらえるSNSキャンペーンも実施されている。

原神』は、PC/iOS/Android向けに9月28日正式リリース予定。PlayStation 4向けには2020年秋のリリースが予定されているほか、Nintendo Switch版もリリース予定だ。