『あつまれ どうぶつの森』の「腐ったカブ」が、現実の誰かの役に立つ。数に応じて「食べ物」を寄付するチャリティーイベント開幕
カナダの食品ブランドHellmann’s Canadaは8月13日、Nintendo Switchソフト『あつまれ どうぶつの森(以下、『あつ森』)』の通信機能を使ったチャリティーイベントを発表した。参加希望者からゲーム内で「腐ったカブ」を集め、集まった数と同じだけの実際の食品をフードレスキュー団体Second Harvestへ寄付するという。イベントは現地時間の8月17日から8月21日まで行われ、25000カブ集めることを目標としている。
本チャリティーイベントは、現地時間の8月17日15時よりスタートし、21日の12時に終了。参加条件は、Twitterアカウントと『あつ森』を所有していること。参加するには、イベントが開始した際に、Hellmann’s CanadaのTwitterアカウント宛へ参加希望の旨をDMにて伝える。返信にて、Hellmann’s Canadaの島「Hellmann’s Island」へおでかけするためのパスワードをもらうことができる。ただし、本イベントには人数制限が設けられており、参加できるのは先着順に1日100人までのようだ。
イベントは、Hellmann’s Canadaが『あつ森』で作った島「Hellmann’s Island」にて開催。Twitterにて、丁寧に作り込まれた島の様子を紹介する動画が投稿されている。写真撮影スポットが用意されていたり、エイブルシスターズからオリジナルデザインを持ち帰ることができるようだ。また、不運にも今回のイベントに参加することができなかった人向けに、後日「夢番地」の利用を検討中だという。
「腐ったカブ」は、『あつ森』内で入手できる「カブ」を1週間放置してしまった場合に手に入るアイテム。日曜日の午前中に購入できるが、土曜日に売り切らなければ翌日曜日には腐ってしまう。売値が安く、特定のムシを捕まえる以外にあまり用途がないと言えるだろう。Hellmann’s Canadaはそのような「腐ったカブ」を「バーチャル・フードロス」と見立て、「私達のミッションは、バーチャル空間上であろうとも食品を最大限に活用することです」と宣言している。
本イベントを主催するHellmann’s Canadaは、ドレッシングやマヨネーズなどの商品を展開している食品ブランド。カナダのフードロスをなるべく防ぐためのThe Real Food Movementという運動を行っている。寄付先のSecond Harvestは、カナダのフードレスキュー団体。食品メーカーや農場などから余剰分を集め、社会福祉団体へ再分配している。1985年の発足から、7万トン以上の食品を届け、8万7000トン以上の温室効果ガスの発生を抑えてきたという。
Hellmann’s Canadaによる『あつまれ どうぶつの森』フードレスキュー・チャリティーイベントは、現地時間の8月17日15時より開始、21日12時に終了。イベント開催中にHellmann’s CanadaのTwitterアカウント宛に参加希望の旨をDMにて送付し、返信にてパスワードをもらうことで参加できる。「腐ったカブ」を余らせている方は、参加してみてはいかがだろうか。