弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは8月13日、『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』の大型アップデートを配信した。今回のアップデートでは、新たに未来編がゲーム内に登場している。
『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』は、国内のゲーム開発者Gibier Gamesが開発中の、奈良でよく見かける風景を参考にした、スローライフ街破壊アクションゲームである。主人公は、ごく普通の鹿。伸びる首と刺さる角を活かしたフックアクションや、前足を使わない高速走行、人を鹿にする程度の能力といった鹿の個性を使い、街中で自由に過ごすことができる。
人間と挨拶やダンスを交わし、歩き回る牛を石に見立てたリバウシに興じ、平穏に過ごせる一方、鹿が自由を謳歌していると、鹿災害レベルが上昇し、鹿に対抗するべく警察が動き出すシテムも搭載されている。これまでAC(アニマルコンバット)に搭乗したり、ジャイアントコアラや犬のおまわりさんと戦ったり、パンになったりしてきた鹿だが、今回のアップデートでは未来のオーケストラ大陸が登場。ビルが立ち並び、車が空を飛ぶ近未来の世界に、過去からやってきた鹿が混沌をもたらす。
アップデート後のゲームを起動すると、従来の島へ新たに謎の塔が出現している。塔の周辺には、2箇所に大きなボタンが設置されており、両ボタンを動作させると何かが起こるようだ。また、トレイラーやスクリーンショットでは特徴的なデザインの赤いバイクやミサイルランチャーを装備した鹿、巨大なタコの姿が確認できる。未来編においては、新しい武器や敵が登場しており、鹿自身がバイクになったりなど、鹿らしいカオスなアクションが繰り広げられる。
本作を開発しているのは、個人開発者の阿部敬介氏。Twitterに投稿された馬に乗る鹿や首を伸ばす鹿など、ごく普通の鹿の奇妙な生態を捉えた動画が好評を得て、2019年に行われたクラウドファンディングを経て2020年1月にSteamにて早期アクセスをスタート。2021年内のフルリリースを目指して、開発が進められている。早期アクセス期間中には、より普通の鹿となり、遊べる大陸も追加予定であり、またコンテンツの追加に伴い価格も変更される見通しだ。
『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』は、Steamにて早期アクセス配信中だ。