『あつまれ どうぶつの森』の「快適さ向上」を提案する動画が超ハイクオリティ。ゲームを遊びこんだ上で、システム改善を訴えかける

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個人クリエイターがNick Ha氏が『あつまれ どうぶつの森』のシステム面改善を提案する動画を投稿し、注目を集めている。動画のタイトルは「Imagine ANOTHER Animal Crossing Direct with EVEN MORE quality-of-life features we actually want」。わかりやすく日本語にすると、「どうぶつの森に、プレイヤーが本当に実装してほしいと思っている、快適さを上げる要素。そうした要素の実装を予告する“どうぶつの森ダイレクト”がもし放映されれば」といったところだろうか。

同映像は、『あつまれ どうぶつの森』にて改善してほしい点をあげるだけでなく、実際のゲーム内で実装することを踏まえ、モックアップするという、極めてハイクオリティな映像となっている。内容については映像を見ていただくのが手っ取り早いものの、その提案を日本語として以下にまとめている。

ネットワーク関連(0:25~)
・飛行場のお出かけにクイックメニューを実装し、細かいやりとりを省略できるオプション追加
・どこかの島にいく際にマイル旅行券がない場合、その場で買える機能追加
・どこかの島にいる時、自分の島に帰らずとも別の島に行けるオプション追加
・フレンドの島の状態がひと目でわかるリスト追加
・フレンドが島をあけた際に、メッセージをポップアップする機能追加
・友人の島にいても自分のATMにアクセスできる機能追加
・フレンドが来訪した時の待機時間をカット、飛行機の影などを追えるようにする機能追加
・マップからフレンドの動向をリアルタイムで監視できるオプション追加
・マイナスボタンのメニューから、島の持ち主が来訪者を強制的に帰還させる機能追加
・たぬきちから許可を得て、島内で露店(フリーマケット)を開設できる機能追加
→任意の値段をつけて家具を友人に売ることが可能
→ゆめみやあけっぱなしなど離席状態でも売れるようなオプションもあわせて追加


建設(3:39~)
・橋の種類を変える際に、重ねることで容易にアップグレードできる機能追加
・既存の建物を大幅に動かすことなく、1度で建物の位置が調節できるようになる機能追加
・移設キットを置いてしまった後でも、追加料金を支払うことで建設予定地の位置を変更可能に
・1日で工事が終わるように変更
・特定建物を壊さずに位置を調整できるように
・ふたつの建設工事を並行して進めるようにするオプション追加
・橋や坂が今どれほど存在するか教えてくれる機能追加
・飛行場と案内所の色変化機能追加


デザイン(5:10~)
・マイデザインをタッチ操作に対応
・カスタムデザインスロット増加オプション実装
・デザインツールにて、イラストの対称化や回転を容易に
・島に設置したマイデザインは、島の管理者のみ取り除けるようにする
・家具の移動ロック機能を実装し、不慮の移動や改修を防ぐ
・島のテーマソング作成にてフラットとシャープを追加、テンポも変更可能にする


整理(6:29~)
・タッチ操作によるポケット整理機能追加
・Yボタン長押しでまわりにあるアイテムを拾い続ける機能追加
→最初拾ったアイテムと同じ種類のみ拾う(花を拾うなど誤動作防止)
・おきにリングをおきにベルトへと変更し、登録した道具をポケットからなくす機能追加
・道具が壊れる前に警告を出す機能追加
・道具を作る際には、ボロボロ道具を作るプロセスをスキップ
・レシピ上でRスティックを押し込むことで、今必要なレシピ数がフィールドでわかるようになる機能(複数表示化)
・レシピも家のストレージに入れられるように変更
・家のストレージ増加オプション追加
・外からストレージにアクセスできる機能追加(家の裏のダンボールなどを追加)


買い物(8:54~)
・買い物をする際に、カタログに載っているか否かを表示させる機能追加
・マイル旅行券の複数購入機能実装
・アイテムをやりとりする際のアニメーションの高速化できるオプション追加

全般(9:45~)
・Lスティック押し込みでスマホアプリ配置を変更できるように
・とたけけのライブリクエスト曲を、登録曲リストから選べるように
・部屋ごとの移動の読み込み時間削減
・しずえの朝の挨拶がより多くの情報が教えてくれるように
→たとえば、天気や特別な来訪者を知らせてくれる
・チャットで来訪者の名前を呼べば、吹き出しで場所を示唆してくれるように



以上が、Nick Ha氏の提案内容である。面白いのは、いずれの提案もゲームバランス面を考慮している点。たとえば各種オプション追加も、マイルの消費による追加を提唱したり、追加機能についてもあえて追加どころを限定したり。要素をゲームとしてどのように落とし込めるかを踏まえて提案する、『あつまれ どうぶつの森』の骨組みをよく知るゲーマーだからこそ作ることができた映像だと言えよう。

Nick Ha氏は、モックアップ制作を得意とするデザイナー。Ha氏は以前にも、『あつまれ どうぶつの森』のシステム面の改善を訴えかける動画を製作し、コミュニティで注目を集めていた(関連動画)。実は同動画は公開後に著作権侵害申請を受け、一時的に公開停止処分を受けていた。Nick Ha氏によると、申請者は任天堂ではなく、何者かが悪意をもって公開処分をねらって申告をしたのではないかと語っていた。YouTubeへ抗議したことによって、動画は無事に復活。その後同氏は『あつまれ どうぶつの森』ヘビーユーザーとして、前回の手応えを受けて続編製作を決意。3人の声優を起用し、前回の倍のボリュームをもって、システム面の改善動画を公開した。

※ 前回公開した映像

今回の映像は、あくまで提案として示したもの。現実的に実装できそうなものも多いが、任天堂がゲームテンポをコントロールするために、あえて実装していないものもあることだろう。またゲーム仕様上変更できないものも存在するかと思われる。もしくは、今後実装する予定の機能もあるかもしれない。どこまで実際に取り入れられるかは別として、このようなモックアップ映像を見るのは楽しいことだろう。

なお今回の映像公開に際してNick Ha氏は、動画の再生数が「どうぶつの森 ダイレクト」の数字を超えることができれば「それらの要素すべてを実装する」とニンテンドー・オブ・アメリカに務める叔父が言っていた、と語っている。おそらくジョークかと思われるが、それほど映像と提案内容に自信を持っているのかもしれない。

もどかしさがもたらすスローライフもまた『どうぶつの森』シリーズのアイデンティティのひとつ。どこまで合理的にするか、快適にするかについては、開発チームも慎重に研究していることだろう。まだまだアップデートが続く『あつまれ どうぶつの森』。コンテンツ追加だけでなく、システム面がどのように変化していくかも注目されるところ。

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