『あつまれ どうぶつの森』の「こだわりのファン映像」が訴えかける“UI改善への要望”に賛同集まる。毎日たくさん遊ぶからこそ

Image Credit : Nick Ha
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『あつまれ どうぶつの森』にて、ひとつのファン映像が注目を集めている。「Imagine Animal Crossing with the quality-of-life features we actually want」と題された動画は、同作において実装してほしい細かな要素を並べ、Nintendo Direct形式で訴えかける内容となっている。並べるといっても、テキストで表示し読み上げるだけではない。実際にその要素を実装したかのようなモックアップを作り出し、「もし実装されれば」のイメージを提示し、レクチャーしているわけだ。再生回数は40万回を超え、多くの賛同を得ている。

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内容については、映像を見てもらうのが手っ取り早いのだが、ざっくりとまとめよう。最初に提示されているのは、DIYにおける「複数個クラフト」。アイテムひとつひとつをクラフトするのではなく、複数クラフトできるようにする。魚のまきエサなどを作る際には役立つだろう。またDIY時に模様替えオプションを搭載し、そこから柄をカスタマイズできるようにするという案も。アイテム欄においては、ZRを「使用」、ZLを「捨てる」に割り当てることで、アイテム選択時のワンクッションを省くという案が出ている。そのほか、アイテム欄の自動ソート機能やフルーツの複数個消費の実装も提案されている。

またアイテムについては、アップグレード機能でアイテム情報をより可視化できるようにしてはどうかというアイデアが出ている。具体的には、新たなアップグレードキットを購入することで、アイテム欄にカーソルを当てると、収納ボックスにある数と価格が表示されるようになるというもの。そのほか、あらゆるアイテムを複数購入できるオプションも提示されている。

Image Credit : Nick Ha
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また、フータとのやりとりや、虫や魚捕獲に際した「お決まりのセリフ」を飛ばす既読スキップをYボタンに割り当ててはどうか、というものまで。オンライン関連としては、ゲートの開け閉めをアプリからどこでもできるようになれば楽だろうという案が提示されている。インジケーターについても導入してはどうかと提案。穴を掘ったり地面を埋めたり、水をやる時に、インジケーターを表示させ、行動対象のオブジェクトを正確に狙えるようになれば、ストレスが溜まらないのではないかというアイデアである。これら以外にも、さまざまなアイデアがモックアップとして提示されている。

『あつまれ どうぶつの森』は、シリーズとしては大幅な進化を遂げ、部屋だけでなく島ごとデコレーションできるゲームとなった。DIYを導入することで素材の概念が深化され、中毒性も高まり、ゲーム内の目標も大幅に増えている。そうしたゲームとしての進化だけでなく、新型コロナウイルスによって在宅を強いられたことで、家にいても誰かとつながりながら平穏な暮らしを楽しめる同作は、爆発的な人気を博している。発売6週間での売上1341万本という数字は、その勢いを物語っている。一方で、UIやシステムに対して不満が吐露されることも少なくない。プラチナゲームズの神谷英樹氏は、『あつまれ どうぶつの森』を日々楽しみながら、同業者であるクリエイターとして時にその快適さについて物申している。

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特にDIY時の複数個生産やインジケーターの表示は、神谷氏に限らず根強い要望がある部分だ。『あつまれ どうぶつの森』に用意されたUIやシステム根本に問題があるというわけではなく、快適に遊べているユーザーも多いことだろう。ただし、ゲームにハマればハマるほど、“小さな引っ掛かり”がストレスになってくる。ゲームが複雑化しないように、あえて実装されていない要素もあるかと思われるが、長時間遊ぶユーザーのためにとって改善してほしいポイントもあるかもしれない。今回投稿された動画には、そうした思いが込められているだろう。

今回の動画を作成したNick Ha氏は、映像編集のプロ。Ha氏も『あつまれ どうぶつの森』ヘビーユーザーであり、同作への愛ともどかしさを映像に詰め込んだようだ。製作期間は3週間。今回の映像公開に際しては、『どうぶつの森』の持つスローライフ感を崩すという異論が出るのではないかと恐れていたようだが、多くの支持を集めていることにほっとしているという。

もどかしさもまた、シリーズの魅力。すべてを改善させることが正解とは限らない。一方で、DIYの現在の仕様では、魚のまきエサの大量作成などは苦痛が強め。『あつまれ どうぶつの森』は、アップデートにより変化し続けるゲームである。任天堂がこうした要望を聞き入れ、将来的に新たな方法を提案してくれることに期待したい。

【UPDATE 2020/5/8 14:10】

公開された動画は現在、第三者による著作権侵害報告にて削除されている。投稿者によると、差出人は任天堂ではないようだ。

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