PS4『The Last of Us Part II』に最高難易度「GROUND」のほか、「ヘリウム音声」「パーマデス」「無限弾薬」などの新オプションが8月14日追加へ

PS4『The Last of Us Part II』に最高難易度「GROUND」のほか、「ヘリウム音声」「パーマデス」「無限弾薬」などの新オプションが、8月14日の最新アップデートで追加へ。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月12日、『The Last of Us Part II』の最新アップデートを8月14日より配信することを発表した。同アップデートは、最高難易度「GROUND」や、死亡時にセーブデータを消去するパーマデス設定のほか、無限弾薬、無限工作、ゲーム内世界の左右反転、スローモーションといった、数々の新機能を追加する内容となっている。


「GROUND」は、聞き耳と各種HUD表示が使用不可となる最高難易度のゲームモードだ。さらにスリリングなゲーム体験を望むプレイヤー向けには、別途「死亡時のセーブデータ消去設定」が用意される。「死亡時にすべてのセーブデータを削除」「死亡した章の進行状況を削除」「死亡したチャプターの進行状況を削除」の3段階から選べるようになっており、 こちらの設定をオンにすると、マニュアルセーブが不可となる。

『The Last of Us Part II』のやり込み要素と言える「GROUND」と「死亡時のセーブデータ消去設定」。過酷な道のりが予想されるこれらのゲームモード用には、新規トロフィーも追加。難易度「GROUND」でクリアするとトロフィー「人を呪わば穴二つ」、「死亡時のセーブデータ消去」を設定したデータでクリアするとトロフィー「殺したって無駄」を獲得できる。


アップデートで追加される新機能としては、ゲーム世界の左右反転、スローモーション(ゲーム内の動きが通常時の50%になる)、バレットスピードモード(照準時のゲーム内の動きが通常時の25%になる)、無限弾薬、工作資源無限、耐久値無限近接武器、聞き耳範囲無限、ワンショット(全敵銃弾1発で倒せる)、死の一撃(全敵を近接攻撃1発で倒せる)が挙げられている。いずれもゲーム体験を大きく変えるオプションだ。

また音声を90年代前半の雰囲気に変える「8ビット音声」、80年代前半の雰囲気に変える「4ビット音声」、ヘリウムガスの中にいるかのように音声ピッチを上げる「ヘリウム音声」、逆に音声ピッチを下げる「キセノン音声」といった音声変更オプションもあり。映像に関しても、新規のグラフィックモードが追加される。こうした新機能は、ゲーム内で収集品を集めたり、トロフィーを解除したり、高い難易度でゲームをクリアすると獲得できるポイントを使用し、アンロックする仕組みとなっている。獲得済みのポイントが残っている方は、アップデート後に早速これらの機能をアンロックして試せる。


『The Last of Us Part II』は、今年6月に発売されたPlayStation 4向けのサバイバルアクションゲーム。前作の出来事から5年。とある出来事、とある者たちによってワイオミング州ジャクソンでの平穏な生活を崩されたエリーは、裁きを誓い、シアトルに経つ。Naughty Dog開発のシリーズ最新作ということで期待を集め、発売から3日間で全世界累計実売400万本を達成。技術面での快挙や、充実したアクセシビリティオプションが手堅く評価される一方で、ナラティブ部分に関してはメディア評価とユーザー評価、いずれも真っ二つに分かれる作品となっている。たとえばレビュー集積サイトMetacriticのユーザーレビュー欄は、10点満点か0点という極端な投稿が多い。

国内外でさまざまな議論を巻き起こした『The Last of Us Part II』。やり込み要素を追加する最新アップデートは、8月14日配信予定だ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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