『フォートナイト』に運転できる車がついに追加か。「ジョイライド」アップデートは8月5日配信

 

Epic Gamesは8月4日、公式Twitterアカウントにて8月5日に『フォートナイト』へ「ジョイライド」アップデートを配信することを告知した。告知には「WHIPLASH」というロゴと車のポスターも添えられており、このアップデートでは運転可能な車が追加されるようだ。

『フォートナイト』のチャプター2シーズン3で車が登場することは、多くのプレイヤーに知られている。バトルパス ゲームプレイトレイラーに、マップの中を走り回る車が映されていたからだ。トレイラーでは、スポーツカータイプやトラックなど複数の種類の車両が走っている様子を確認できる。6月17日のシーズン開始から車の予告はされていたものの、1か月以上アナウンスはなかった。

英語版『フォートナイト』公式Twitterでは7月24日、意味ありげな文章が投稿されていた。このときにはすでに、マップの各地にある既存の「乗れない車」が消えていたのだ。この投稿によれば『フォートナイト』ゲーム内の架空の保険会社No Sweat Insuranceが、保険にミスがあったため車両を島から削除したという。車が戻ってくるのは数週間後になるということだった。ちなみにシーズン3初期から、パトカーごっそり消えていることを、海外メディアKotakuが報じていた。こちらは警察官に首を押さえつけられ亡くなったジョージ・フロイド氏と、Black Lives Matter運動を考慮しての変更のようだ。

「ジョイライド」アップデートでの車の追加に合わせてか、島の地形も変化を続けている。『フォートナイト』シーズン2の終盤では、ストームが水の壁に変化。シーズン3開始とともにマップが水没し、夏を感じさせる新シーズンが開始した。シーズンの進行とともに水没していたマップは徐々に水が引いていて、ほぼ元どおりの地形に戻った。新ロケーションや従来の建物が水の中から姿を現し、海底都市コーラル・キャッスルも発見されている。いずれにせよ、シーズン初期より車が活躍できそうなマップに変化しているのだ。

『フォートナイト』ではプレイヤーが乗り込むタイプのコンテンツの追加はバランス調整が難しいのか、実装後は猛威をふるい批判の的になることが多い。チャプター1シーズン10で追加された人型兵器「B.R.U.T.E.」には、多くのプレイヤーがその火力と耐久力に苦しめられ、何度も弱体化が入った。チャプター1シーズン8で登場したボールに入ってグラップリングフックを打ち出す「ザ・ボーラー」も、攻撃手段はないものの、とにかく固いことからヘイトを買っていたアイテムだ。複数人で搭乗し、機銃を撃ち体当たりで建築を破壊できる飛行機も、なかなか強力な乗り物。一方で、現行のシーズン3の水上ボートや、ヘリコプターなどはマイルドな性能の乗り物だ。陸地面積が増えた『フォートナイト』の今の環境に、地上を走る車はどのような影響を与えるのだろうか。アップデートを楽しみにしたい。