セガは7月24日、『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス(以下、PSO2:NGS)』と『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』の関係や違いについて、公式サイト内にて発表した。あわせて、4K画質によるフォローアップPVも公開されている。
『PSO2:NGS』は、7月24日に放送されたマイクロソフトのオンラインカンファレンス「Xbox Games Showcase」内にて発表された『PSO2』の超大型アップデートである。以前からロードマップなどで「新EPに代わるかつてない規模の超大型アップデート」として発表されていたもので、『PSO2』がオープンフィールドのオンラインRPGになり、新アクションの追加を含め、ゲームシステムと戦闘システムに大規模な変更が実施。ゲームエンジンのリニューアルも行われることで、さらに多くのプレイヤーへ同作を楽しめるように開発が進められているという。なお『PSO2:NGS』のサービスが開始されても、既存の『PSO2』はそのまま残り、これまで『PSO2』を遊んでいたアカウントとキャラクターで、両方の作品が遊べるそうだ。
『PSO2:NGS』では、グラフィックエンジンの更新が行われ、キャラクターモデルのスペックが上昇することでキャラクタークリエイトにも新しい機能が追加される。具体的には、指の動作、肌の質感の変更、アクセサリーの装着数増加、アクセサリーの装着位置が変更可能になるなど、より詳細な調整が可能になる。『PSO2:NGS』で採用されるキャラクタークリエイトは、既存の『PSO2』のキャラクタークリエイトおよびアバターと互換性があるため、どちらの機能を使用するかプレイヤーが選択できるそうだ。また、『PSO2』側のグラフィックエンジンも新しくなり、『PSO2:NGS』のキャラクタークリエイト機能で作ったキャラクターでも『PSO2』がプレイできる。
ゲームシステムが変更されることで、一部使用できないアイテムや、キャラクターの成長要素、プレイヤーデータなど存在する。まず『PSO2』で入手したアイテムのうち、スキルリング、戦闘および成長や強化で使用する消費アイテム、ブースト系アイテム、素材アイテム、ルームグッズ、これらの5種類は『PSO2:NGS』で使用できない。また、レベル、経験値、クラススキル、フォトンアーツ、テクニックを含め、キャラクターの成長要素は『PSO2』と『PSO2:NGS』で共通されない。武器、ユニット、マグは『PSO2:NGS』でも使用可能だが、武器および防具のパラメーターや潜在能力などの性能は変更され、『PSO2:NGS』におけるマグはパラメーターおよび戦闘を補助する機能の無いものになるそうだ。また、ゲームバランスへ大きな影響を与えるため、メセタとFUNは『PSO2』と『PSO2:NGS』で別々に所持することになる。
『PSO2』の超大型アップデート『PSO2:NGS』は、PC/PlayStation4 およびクラウド(Nintendo Switch/PC)用として、2021年に配信予定だ。