弊社アクティブゲーミングメディアが運営するパブリッシャーPLAYISMは、2Dパズルアドベンチャー『Creaks(クリークス)』を本日より配信開始した。対応プラットフォームは、Nintendo Switch/PlayStation 4。販売価格は2200円だ。なお、Apple Arcadeでは先行配信中、Steam版は日本時間の7月23日より配信開始となる。
『Creaks(クリークス)』は、2Dパズルアドベンチャーゲーム。『マシナリウム』や『サモロスト』などを手がけたAmanita Designによる新作だ。主人公が迷い込んだ不思議な館で、奇妙なモンスターたちから逃れながらパズルを解き、館の奥へ進んでいくことがこのゲームの目的だ。本作では、同デベロッパーの初の試みとして、これまでの作品で採用してきたポイント・アンド・クリック形式から離れ、アクション要素を取り入れている。
『Creaks(クリークス)』の物語は、主人公の自室から始まる。電球がちらついたり、壁紙がめくれたりする些細な異変を訝しむ主人公。やがて地面が大きく揺れ、めくれた壁紙の裏からは、あるはずのない穴が現れた。懐中電灯を片手に穴の奥へ進んで行くと、突如、ぽっかりと大きく空いた空洞にたどり着く。そこには、不気味でミステリアスな館がそびえ立っていた。主人公は、おそるおそる館の奥へと歩みを進めていく。
物語の舞台となる館には、鳥のような住人や奇妙なモンスターたちが住んでいる。探索中にモンスターに触れてしまうと主人公が襲われ、チェックポイントからリスタートとなる。そのため、モンスターには触れることなく先へ進まなければならない。なお、モンスターと接触した場合の主人公が襲われて倒れるまでの演出は、シルエットのみでややホラー的に描かれる。
ゲームを進める上で鍵となるのが、「光」だ。モンスター達は光に弱く、光を当てられている間は「無害な家具」に姿を変える。家具になった状態では、動きは止まり、襲いかかってくることもない。また、主人公が触れることができるようにもなる。家具状態のモンスターは、床にあるスイッチを起動させておくのに使ったり、台代わりにして上に登ることも可能だ。
モンスターは、主人公を見つけると動きが変わるものや、常に一定のルールで動き続けるものなど、種類によって動きが異なる。それぞれの特徴を見極めることが重要だ。モンスターの特徴と光のギミックを駆使して、館の奥へ進んでいこう。
本作では、収集要素として、しかけ付きの絵画が館のどこかに隠されている。絵画を見つけてしかけを動かすと、数秒間、絵画の中のオブジェクトが動いて音が流れる。どこかストーリー性を感じさせるような、シュールで不思議な作品ばかりだ。絵画は合わせて35枚で、そのうちの一部のものでは、絵画内でミニゲームをプレイすることができる。
奇妙でちょっぴりホラーな本作は、「曖昧さ」や「パレイドリア」などのテーマに触発されて制作されたそうだ。パレイドリアとは、例えば、壁のシミが顔に見えてくるなどの“見えないはずのものが見えてくる”心理現象のことだという。館の探索をしながら絵画を集めていけば、本作のユニークな世界観をより楽しむことができるだろう。
『Creaks(クリークス)』はNintendo Switch/PlayStation 4/Apple Arcadeにて配信中。Steam版は7月23日より配信開始だ。