PS5『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は4K/60fpsにて動作可能。パフォーマンス優先のモードを用意
SIEワールドワイド・スタジオのInsomniac Gamesは7月20日、PlayStation 5向けに開発中の『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales(仮称)』について、パフォーマンスモードにおいては4K/60fpsにて動作することを報告した。
『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は、PS4向けに発売された『Marvel’s Spider-Man』から約1年後の冬のニューヨークを舞台に、同作や原作コミックにも登場したマイルズ・モラレスの物語を描くアクションゲームだ。前作では、ニューヨークの街を再現したオープンワールドのマップを、スパイダーマンならではのウェブ・スイングにて高速移動できる、爽快感あるアクションが魅力のひとつとなっており、本作でも引き続きそうしたゲームプレイを楽しめることが見込まれている。開発元Insomniac Gamesは、PS5ではこれまでにない感覚で街をスイングしていくことが可能だとしている。
本作を4K/60fpsでプレイできる前提として示されたパフォーマンスモードとは、より高いフレームレートで描画することを優先するモードのことだろう。PS4においても、名称はタイトルによってまちまちではあったが、同様のモードが用意されているゲームが存在する。本作においては、60fpsで動作しながら4K解像度で出力できるという。ネイティブ4Kで描画するのかどうかは不明だが、高解像度かつ高フレームレートでのプレイが可能。前作は30fpsが上限だったため、ファンからは歓迎する声が多数寄せられている。
また、パフォーマンスモードはオプションであるとも言及されている。PS4向けゲームの例にならうと、画質優先のモードが別に用意されているものと考えられる。フレームレートは抑えめになるかもしれないが、4K解像度での描画に加え、レイトレーシングやシャドウなどのエフェクトの品質を高め、より美麗なビジュアルでのゲームプレイを楽しめるような形が予想される。詳細はいずれ発表されるだろう。
PS5向けゲームでは、Bethesda Softworks/Arkane StudiosのFPS『DEATHLOOP』も、4K/60fpsでのプレイが可能であることが公式に発表済み。また、Bungieの『Destiny 2』のPS5版(およびXbox Series X版)においても、同様のパフォーマンスにてプレイできることが明らかにされている。Codemastersのレースゲーム『DIRT 5』に至っては、両次世代機において最大120fpsをもサポートするという。ただ、こちらは解像度がどうなるのかは不明である。
今回のInsomniac Gamesの発表は、PS5では基本的なビジュアルをアップグレードしながら、これまで不可能だったパフォーマンスでプレイできるタイトルが増えていくことを予感させるものとなった。画質優先のモードでも、従来以上のビジュアルを楽しめることだろう。
『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は、今年のホリデーシーズンに発売予定。超高速SSDによってニューヨークをほぼ瞬時に移動できるほか、DualSenseワイヤレスコントローラーの触覚フィードバックにより、マイルズのウェブ・スイング、パンチ、ウェブ・ショット、ヴェノム・ブラストの効果や衝撃を体感できるなど、PS5ならではの機能を活かしたタイトルとして開発中だ(関連記事)。