PC向けゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」8月20日に発売へ。ATBのような戦闘システムにも標準対応した、ツクールシリーズ最新作

KADOKAWAは7月16日、PC向けゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」を2020年8月20日に発売すると発表した。Steamおよびツクール公式ストアでの販売が予定されており、価格は税抜7980円。

KADOKAWAは7月16日、PC向けゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」を2020年8月20日に発売すると発表した。Steamおよびツクール公式ストアでの販売が予定されており、価格は税抜7980円。また、本日も公式サイトが更新され、情報の公開が行われている。

「RPGツクールMZ」は、KADOKAWAが展開しているPC向けRPG制作ツール「RPGツクール」シリーズの最新作である。本作では、戦闘システム面において、敵味方が速度順で行動しコマンド選択中も行動が止まらないアクティブ、コマンド選択中は行動が止まるウェイト、2種類から選択できるタイムプログレス戦闘を新しく搭載。ゲームプレイ面では、オートセーブ機能が追加されているほか、スマートフォン向けUIの改修も行われ、スマートフォンでのプレイもより快適になっているという。

キャラクターイラスト、100種類以上のサンプルマップ、エフェクトアニメーション、キャラクター生成用データ、敵グラフィック、音楽素材群といった豊富な素材も収録されているほか、音楽素材はoggファイルのみでの動作にも対応。エフェクトを制作できるオープンソースのフリーツール「Effekseer」によるファイルの使用を前提としたアニメーションエディタの採用、レイヤーの追加されたマップエディター、移動ルートのプレビュー機能の追加、イベントコマンドの強化・拡張など、各種機能の強化や刷新が行われている。

プラグイン機能は、「RPGツクールMV」用のプラグインをそのまま使うことはできないものの、プラグインリストを使ったON/OFFの切り替え機能や警告メッセージが表示されるようになっており、管理がしやすいように。プラグインコマンドの仕様が刷新され「『プラグイン名』と『コマンド名』をプルダウンから設定でき、さらにパラメータもそれぞれ指定された値を入力する形に」なっているほか、複数行のテキスト入力にも対応しているそうだ。また、プラグインデータの引き継ぎには対応していないが、「RPGツクールMV」で制作されたプロジェクトの移行もできるという。

ツクールストア内の表記によると、本作の動作環境はWindows 8.1/10 (64bit) または Mac OS 10.13以降、CPUにIntel Core i3-4340以上のCPUを搭載し、メモリー8GB以上のPC。対応ブラウザ(ゲーム)として、Google Chrome/Safari/Firefox/iOS Safari(iOS11以降のみ)/Chrome for Androidが記されている。「RPGツクールMZ」は、Steamおよびツクール公式ストアにて、税抜7980円で2020年8月20日に発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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